以前の記事で新しい種類のTRPGに挑戦したという事を書きました。 

 

 

 その中で日本のTRPG事情について軽く触れましたが今回はそれについて私個人の所感の記事です。 

 

 大前提として、私自身TRPGはライト層であり、あくまでその立ち位置から見た感想だという事をご理解いただいた上で読んでみてください。 

 

 そもそも論で言うと、日本ではTRPGの立ち位置は、まずボドゲ(ボードゲーム)という、ざっくりと言うとトランプやUNO等のメジャー所とはちょっと違う括りのゆるいアナログゲームの類、その中で少し狭いジャンルというような位置づけです。 

 

 TRPG単独でがっちり楽しむ人も居るのですが、ゆるいジャンルのボドゲが好きで、そこから流れていくという構図が結構あるんですよね。 

 

 比較的私もそういう側の人ではあります。 

 

 ただ、日本のTRPG事情はちょっとおかしな感じになっていて、恐らく日本で一番広まっているというか、ライト層が一番最初に触れそうなTRPGはクトゥルフ神話のTRPGなんですよね。 

 

 これは結構問題なんですよ、何が問題かというと、 

 

 クトゥルフ神話って重いんですよ… 

 

 そもそもが人類が勝てる筈もない圧倒的な上位存在に対して、その領域に迷い込んでしまったり、気まぐれに弄ばれたりするようなお話です。 

 

 なんでそんなTRPGが親しまれたのか…これに関しては私なりの仮説で特に根拠がある訳ではないですが、恐らく舞台が現代と繋がっているため、ロールプレイにあたり感情移入をさせやすいという事があるのではないかと思います。 

 

 勿論最終的にTRPGのロールプレイの醍醐味の中には、自分ではない誰かを演じるという要素も多分にあるのですが、初心者の導入としては自分の投影を作るのが容易いですし、超常的なイベントを自分が追体験できるという魅力もあるのです。 

 

 ただ、如何せん相手は人類のことなど歯牙にもかけないような異形の神々とその眷属。 

 

 当然そんな驚異的な存在に出会って生きて帰れるかというと怪しい物で、本格的にクトゥルフ神話TRPGを楽しむ人にとってはキャラロストは身近な物であるという感覚があります。 

 

 むしろそれが転じて前述した色々なキャラクターを作る事が醍醐味になっていると言える節もあるくらいです。 

 

 ただ、私自身過去の記事にも書いたように、ライトユーザーが初めてキャラを作ってそのキャラをロストすると結構メンタルダメージが来るわけですね(笑) 

 

 

 勿論この辺りは初心者だろうが人それぞれなのでしょうが、いずれにせよ、人気コンテンツになってプレイ人口が増えるほど、出来ればキャラロストはしたくないライトユーザーは増えてしまう訳ですね。 

 

そうすると、初心者向けとして、難易度の低いシナリオだったり、本来ならかなり厳密に組まれているクトゥルフ神話TRPGの進行ルールを逸脱してしまうゆるい進行も増えてしまうんですよね。 

 

 それが悪い事かというと、仲間内だけでやっている分には問題無いですし、その方が良い事もあるのですが、中級に上がるというか、別のコミュニティでやってみる時にルールや進行の難易度で齟齬が生まれてしまいやすくなるのです。 

 

 そういった観点で、クトゥルフ神話TRPGが本来の持ち味を殺してでもTRPGライトユーザーに合わせに行くよりは、以前紹介したエモクロアTRPGの様に比較的難易度の高低やシナリオの重さに幅があっても世界観が崩れないTRPGがあった方が良い気もします。 

 

 意外とこの構図は、需要を食い合うと見せかけて、現代に潜む異変という点では一緒でも根源が異なる2種の世界観が持ち味をより活かしやすくなって良いのかなと思います。 

 

 エモクロアに慣れてからクトゥルフの既存のライト向けシナリオをやってみて、どちらにも適応出来たという経験があれば他のTRPGに手を出しやすくもなります。 

 

 様々なTRPGを、その良さをしっかりと味わうためのライト向けも可能なTRPGエモクロアに期待です。