以前聖飢魔Ⅱに関して記事にしたんですが、

 

 

 最近ふと「定期的に再集結しているとはいえ、解散したグループに信者(ファン)増え続ける構図になっているのは凄い事なのではないか」と思いました。 

 

 現に私自身急に信者に目覚めたクチですからね。

 

 そこで今回は、聖飢魔Ⅱの人気に関して真剣に考察してみようと思います。 

 

 まず最初に断っておきますと、聖飢魔Ⅱに限らず、現在では懐メロに分類されるグループが世代を超えて愛されるという現象はまま起こり得ます。 

 

 しかし、何故聖飢魔Ⅱに着目したかと言いますと聖飢魔Ⅱというグループのゴール設定から考えると現在の形が非常に合理的だと感じたからです。 

 

 ここで言うゴール設定は商業的な要素の事ではなく、聖飢魔Ⅱ特有の存在意義である「悪魔教の普及」を指します。 

 

 何をもって普及の条件かとすると、正直な話デーモン閣下か創始者であるダミアン浜田陛下にお聞きする他無いので、確認は出来ないという所はあります。 

 

 しかし、一般的に普及しているキリスト教や仏教等の宗教から類推するならば、熱心な信者活動をするまで行かなくとも、聖飢魔Ⅱというグループに関して好印象を持ったり、曲が心に残っていれば信仰があると言って差し支えないかと思われます。 

 

 そういった観点で見た時に、ハードロックやヘヴィメタルファンに偏らず、多様な層に刺さる楽曲を多数制作しているのはやはり普及に対して大きくプラスに働いているでしょう。 

 

 テレビ等のメディアでの活動が当たったという事も、普及の観点からすればかなり大きかったと思います。 

 

 その上で私が注目する要素は既に解散している事です。 

 

 聖飢魔Ⅱを一種の宗教団体と見立てた場合、大切な要素は信者の獲得と維持です。 

 

 信者の獲得に関しては上記の多様な曲の制作や、メディアでの活躍が大きいと思います。 

 

 では維持に関して、他の音楽グループ等がファンが離れていくのはどんな時かと考えるとメンバーの脱退やグループそのものの解散の時でしょう。 

 

 メンバーの脱退に関しては、グループが継続しても中身の変化は必ず生じるので、メンバー個人のファン以外にも箱推しにも影響が出かねません。 

 

 解散においては普通はその後に活動が無くなるため、人によってはファンという概念そのものが無くなる事すらあります。 

 

 そして結局脱退や解散という現象には、何かしらマイナスのイメージが伴いがちであるとも言えるでしょう。

 

 基本的にはメンバー間の不仲や格差が原因となりがちですし、たまに次のステージを目指すため脱退というパターンもありますが、それも結局はグループという枠組みが、メンバーの枷になっていたことを表しています。

 

 こういった、信者を失いがちな事象に遭遇しながらも、聖飢魔IIはそのマイナスを打ち消すような形をとっています。

 

 そもそもで言えば創始者であるダミアン浜田陛下(当時は殿下)が地球デビュー前に地獄の皇族故のやんごとなき理由で脱退している事もあって、メンバー交代(悪魔事異動)は彼らにとっては慣れた出来事なのでしょう。

 

 しかし、一度グループを脱退したジェイル大橋代官が解散後にカムバックしたり、それ以前にも、かつて所属していた構成員を全て集めたオールスター公演等を行う事で、脱退へのマイナスイメージを見事に払拭しています。

 

 そして解散に関しても、創設時から「1999年に地球征服を完遂して解散」と決まっていたため、むしろ解散しなかった方が存在意義的に問題が生じる状態であり、かつ解散そのものにプラスの意味を持たせるという、普通では考えられない状況を作り上げたのです。

 

 こうしたプラスのイメージでの解散を果たしたことによって、解散の段階で聖飢魔IIに多かれ少なかれ信仰を持っていた人々は、その信仰を失うことなく心に宿すことになるのです。

 

 仮にかつての信者が、聖飢魔IIよりも好きな音楽グループを見つけたとしても、そこから聖飢魔IIをあえて嫌いになる要素が無いため、過去を美しく振り返れるならそこに信仰は残っているのです。

 

 既に解散している以上、晩節を汚すということもありませんし、期間限定再集結はもはやお祭りだと捉えれば、信者は黒ミサに足を運ばなくても過去を思い出し、信仰がまた呼び起こされるのです。

 

 そして、過去を懐かしんだ信者の活動や、再集結による活動がきっかけで私のような新規の信者もじわじわ増えてくるというわけです。

 

 勿論、前提として高いパフォーマンスは必要とされますが、結果として聖飢魔IIの活動がマイナスを減らし、プラス要素だけ少しづつ積み重ねていく形になっていることが成功の秘密なのだと私は考察したのです。

 

 当たり前と言えばその通りかもしれませんが、この要素はバンド活動に関わらず、あらゆることに活かす事が出来ると考えています。

 

 皆さんも何か困ったら聖飢魔IIを参考にしましょう