先日の記事でアンサンブル企画があるという話をしましたが、あっという間に明日が本番となりました。

 

 その時の記事にあるように心を入れ替えて準備万端!…と行きたいのですが、今週はなかなかそうも行きませんでした。

 

 何が起こったかというと今週なぜか急に本業が忙しくなったんですよね…

 

 正直なところ私の今のメインの仕事は、忙しいかと言われれば決してそんな事はありません。

 

 たまに社外の現場に出ることもありはするのですが、平時でもそれほどの頻度ではなく、更にコロナの影響でより現場作業は減り、むしろ暇とさえ言える状態でした。

 

 しかし、なぜか今週は平日の5日間のうち4日間現場が入るという鬼スケジュールになってしまったのです。

 

 

 しかも月曜日は東京〜福島(白河)の日帰り往復、火曜日は午前中に埼玉で現場の後に再び東京に戻って再び福島(喜多方)に向かい、前泊して水曜日に現場の本番と、長距離の移動が相次ぎます。

 

 その後木曜日は落ち着いていましたが、金曜日にトラブルの対応が控えている…と、まあかなりエグい内容でした。

 

 しかも、その前の週までは信じられないほど暇で、給料泥棒になるまいと無理から仕事をひねり出していたほどでした。

 

 そして、恐ろしいことに、来週はまた驚くほど暇そうな流れです。

 

 よりにもよって、小規模ながら本番が控えている中でここに集中しなくても…という気分です。

 

 これが前の週だったら少しづつ帰ってから個人練をして調整しなくてはいけませんが、なってしまったものは仕方ありません。

 

 世の中万全な状況で事が進むなんて考えていてはいけません

 

 状況に応じて最大のパフォーマンスを残すためにどうするかが大事なのです。

 

 この考えっていうのは、実は何か挑戦をする時などにおいて、自分でタイミングを選べる余地がある時ほど意識を強く持ったほうが良いんですよ。

 

 今回のように、先に決まっている予定に対して、急遽自分の権限がない所で仕事を振られるという時には、もはや先送りにする選択肢はなくやるしかありません。

 

 しかし、これが自分でタイミングを決められる仕事だったり、挑戦というものだった場合、大概は「万全を期すまで待とう」というスタンスになって、どんどん先送りにしてしまいがちです。

 

 下手をするとそのまま永久に来ない万全を待ち続ける事だって簡単に起こり得るのです。

 

 特にこれは疲れている時にありがちで、つまりそれは現代社会の日本人のほぼ全てに当てはまるのでは無いかということです。

 

 今回の私のように、理想としては本番までの残り時間は少しづつ楽器を弾いてコンディションを整えたかったがそれは出来ないので、空き時間の曲聴きや楽譜のチェックをして、後は少しでも体力が回復するように無理をしないで休息を取るという、今できることは全てやるのが大事です。

 

 無理そうだからと投げないことです。

 

 最善の策が取れない時は次善の策を、そして必ず行動すること。

 

 それを意識してください。