メール講座からのインプットをアウトプット第4弾です。 

 

 今回は、ある種生き方のゴール設定の選択肢を広げる為のお話です。 

 

 タイトルにもあるディレッタントという言葉、皆さんは聴いたことがありますか? 

 

 意外と聞きなじみの言葉ではないかと思います。 

 

 日本語では好事家の訳があてられていますが、これも日常ではあまり出てこない言葉だと思います。 

 

 そこそこ色々な意味がありますが、私が取り出したい意図を抽出して定義すると「ある分野に趣味として関わりながらも高いレベルでの探求を行う人」の事です。 

 

 アマチュアとも似た意味ですが、大まかなイメージとしては裕福で経済的に余裕のある人が、経済的な縛りを超越して高いレベルのパフォーマンスを探求している感じですね。 

 

 例えばプロの音楽家が高いお金をかけて銘器を手に入れるのは、奏者としての価値を上げ、聴衆に対してもより良い演奏を届けられるということもあり、自然な行動とも言えます。 

 

 ではアマチュアは? 

 

 勿論例外はありますが、基本的にプロと同じ水準の楽器を持っている人はいません。 

 

 様々理由はあると思いますが、プロと違って良い楽器を使った演奏で費用を回収するという事が出来ない為、相対的な金銭面での損失が大きいという事は重要な要素だと思います。 

 

 そういった事を考えずとも、自分の為だけでも一流を目指して金銭を考えずに追求できるのがディレッタントだと私は考えます。 

 

 金持ちの道楽というようなイメージを持たれがちな事もあり、一部では蔑称として扱われているそうですが、私は言葉の意味としては良い意味で捉えたいと考えています。 

 

 実力が伴えばディレッタント、伴わないのであれば金持の道楽と考えれば分かりやすいでしょう。 

 

 さて説明が長くなりましたが、このディレッタントという言葉を知っておくとゴール設定に役立ちやすいのです。 

 

 ちょうど前回の記事と話が繋がりますが、仕事というものは油断すると自分自身の在り方全てを蝕んでいきます。 

 

 先程の例でも挙げた「アマチュアが高い銘器を買うのか」という話にも繋がりますが、「仕事で時間がつぶれるので十全にパフォーマンスを発揮できない」や「仕事でないので使った金額を回収できない買い物は厳しい」というように、本来の「音楽を楽しみたい、そのために極めたい」というゴールが仕事で埋もれてしまいがちなのです。 

 

 特に現代日本人はそういった傾向が強いのではないかと思います。 

 

 さらに言えば、仕事=一つというような観念も強いため、仮にやりたいことを仕事にして極めにかかるとしても対象が一つに絞られてしまう可能性も高いでしょう。 

 

 それはそれで、本当に極めたい事は一つでそれに邁進する事も高潔で素晴らしい事だと思います。 

 

 しかし、自然に自分の心動く方向に、貪欲に力強く取り組んでその境地を選び取る事と、なんとなくの固定観念で適当に選んで一つのことしかしないというのは、天と地程の違いがあるのです。 

 

 そういった意味でも、まずは複数のゴールを並列に設定してスタートの段階は揃える必要があるのです。 

 

 並列に決めて全て取り組み、その過程で道が絞れた時はそれが自分自身の進む道ですし、全てが楽しく続くのならば、総取りで良いのです。 

 

 そういった意味で、複数のゴール設定をする時にまず仕事の面はディレッタントを目指すと置いてみる事をお勧めします。 

 

 ディレッタントとは金銭面でも時間の面でも足枷の無い存在を指します。 

 

 そういった自分を思い描いた上で、好きな事に費用と時間を際限なくかけられる自分をイメージしましょう。 

 

 自然と仕事以外の分野の目指すゴールがより高くなるはずです。 

 

 何はともあれディレッタントを目指してみましょう。