結構前に仕事関連で「必要に駆られると行動力や物事を理解する力が上がる」というような話をしましたね。 

 

 

 今振り返ると、あれも一種のコンフォートゾーンから外れた状態からの脱却を目指すエネルギーを利用していたのかなと思います。 

 

 さて今回はそれに近い話で、目指す目標の為に目を逸らしていた欠点と向き合うというお話です。 

 

 事の発端は先日書いた空手備忘録記事にも登場したナイハンチ二段、その意義と動作になります。 

 

 その記事にも書きましたが、ナイハンチ二段は肩甲骨の動きを意識しながら大きく上半身を動かす型です。 

 

 因みにナイハンチ系の型は、初めの方は身体の使い方を習得する事を目的として練習する要素が強いです。 

 

 単なる鍛錬型とは違うのですが、用法よりも先にまずは身体の使い方から入る事が多いという事ですね。 

 

 ナイハンチ初段では最初に立ち方を最も重視し、上半身の動きに下半身が揺さぶられない様にする姿勢作りの基礎を学びます。 

 

 そして、上半身の動かしやすい重心から動く突きを練習して、重心移動の突きとフォームから遠心力の意識を学びます。 

 

 そして立ち方が確固たるものになってから次のナイハンチ二段になります。 

 

 この型は横に移動しながら上半身と下半身を繋ぎながら別の動きをさせる事から始まります。 

 

 ここで立ち方が出来ていないと、上半身の動きに気を取られているうちに立ち方が崩れ、強い姿勢を維持できなくなります。 

 

 そして、上半身は主に腕を外側に張るイメージでしぼむことなく動作を流していきます。 

 

 ナイハンチ二段で外側に張る大きな動きを習得したら最後にナイハンチ三段を学びます。 

 

 この型は先の二つの型よりも、特に腕の動きが少なく、肘のあたりを押さえて行う挙動も多いです。 

 

 これは先の二つの型で身に着けた重心の移動や遠心力で作る威力を最小限の動きで出せるようにする型という事なんですね。 

 

 基礎を固め、拡げ、最後に研ぎ澄ます。 

 

 そういった流れになっているのです。 

 

 そして今現在の私です。 

 

 まー上半身が固い(笑) 

 

 なんというか、特に腕まわりや肩甲骨が回るには回るのですがゴリゴリ音が鳴るんですね。 

 

 実はこれはどうも昔からの癖?または性質なようで、思えばコントラバスの演奏でも最初は腕の脱力は相当言われましたし、ある程度パフォーマンスが出せるようになった今でも余計な力が入って後に肩が凝ることはままあります。 

 

 というより、右肩に関しては凝りが慢性化しているような気もしているのです。 

 

 コントラバスに関しては、それでもそこそこ良いパフォーマンスを出せるようになってしまったのも問題だったのかもしれません。 

 

 コントラバスの演奏に関しては、良い音を鳴らすという事に関してフォーカスしすぎて、本来ならもう少し効率的に出来るはずの身体操作から外れていた可能性もあります。 

 

 こういった凝りや筋肉痛のような物が慢性化してしまうと、調子が悪いことに気付かなくなってしまうのが危険です。 

 

 しかし、状況に変化の兆しが現れました。 

 

 楽器の演奏に関しては、多少セオリーから外れた鳴らし方でも音が良ければOKですが、空手等の武術はまた毛色が変わってきます。 

 

 先述のナイハンチのように先に進むためにこの身体操作が出来ていないといけない物があるのです。 

 

 そう、そして空手の技術を習得するために、今ナイハンチ二段が私の前に立ちはだかっているのです。 

 

 実はこの上半身というか、肩甲骨周りの固さ、自覚してはいたんです。 

 

 まだ空手を再開する前の、武術などの知識を漁っている時期でも肩甲骨周辺の重要性は理解していましたし、直さなくてはなと思ってはいました。 

 

 ただ、肩甲骨周辺を柔らかくするという目標だとモチベーションにならないんですよね。 

 

 肩甲骨周りが柔らかいことに意味ってあると思います? 

 

 ただ柔らかいだけでは意味がないんですよね。 

 

 そして今回はナイハンチ二段という壁が立ちはだかった事でマインドが切り替わったんです。 

 

 「空手の上達のため」に肩甲骨周辺を柔らかくしなくては 

 

 と 

 

 こうなると面白いもので、空手に対するモチベーションが冷めないうちは、今までやってこなかった肩甲骨周辺を柔らかくしようとする意識が続くのです。 

 

 まだ結果は出ていませんが、現状として仕事中でも肩甲骨を回したり、人目が無ければナイハンチ二段をやるという習慣がつきました。 

 

 苦手な事を克服したいときは苦手な事にフォーカスするのではなく、大きな目標に組み込む 

 

 これがコツです。 

 

 試してみてください。