さて、前回からの続きで今回はビジネス初心者が最初に目を向けるべきことについてのお話です。 

 

 まず一番最初に目を向けるべきは信頼が持てるかどうかです。 

 

 単純な話ですね。 

 

 最近はネット上に「ビジネスを始めよう!」みたいな広告がゴロゴロ転がっています。 

 

 中には広告能力が高いというかCM程度のボリュームでも「自分にも出来るかも?」と思わせるような宣伝もあります。 

 

 ここで危険なのはコロナ禍で「生活を変えなくてはいけない」という焦りを持って参入を考えている人です。 

 

 目先の上手い話に飛び乗って上手く行く事もあるでしょうし、詐欺にあってしまう事もあるでしょう。 

  

 詐欺とまではいかなくても、全てをかけて参入したビジネスモデルが自分に合わなくて泣く泣く撤退という事も充分にあり得ます。 

 

 ある程度こなれてくれば、詐欺っぽいかどうかと自分に合うかどうかの感覚は身についてくるものですし、何かあった時の身の守り方も分かってくるものではあります。 

 

しかし、初めてのビジネスの場合、知識もない訳ですから何を基準に判断すれば良いかも分からないわけです。 

 

 イメージとしては知らない国に海外旅行に行っていきなり繁華街に乗り込む様な物だと思ってください。 

 

 客引きについて行ったらぼったくられたり、適正価格でサービスも良いが身の丈に合わないレベルの店に入ってしまい大変な事になるリスクは思い浮かべやすいでしょう。 

 

 特に人生がかかっている場面でギャンブルに出るのはおススメ出来ません。 

 

 ではどうやってビジネスの最初の一歩に踏み出すのかと言えば信頼できる先駆者について行くという事です。 

 

 先程の海外旅行の例えで行くなら最初のうちはガイドさんに案内してもらうという話です。 

 

 ここで大事なのは、ちゃんと結果が出ている人について行くという事と、その人の話に自分自身が納得できるかを確認しておく事です。 

 

  私の場合は大学時代の先輩が既に個人のビジネスで一定の成果を挙げていて、その師匠筋とも言える人のビジネスセミナーに参加する所から入りました。 

 

 正直な話これは結構恵まれていることではあります。 

 

 そもそも先輩とはビジネス以前の信頼関係もある訳ですが、それ故に仕事の成功の実態もかなり間近で見えていますし、その先輩と波長が合う人という流れの紹介だったのでその方の話も自分にあっているというか、入ってきやすかったのです。 

 

 今後個人ビジネスの参入者は増えていく事でしょうし、親しい人にそういう伝手があるのなら頼ってみるのは有効な手段です。 

 

 ただ、ビジネスモデルによっては安易に紹介に乗っかるだけでは食い物にされるだけの物も確かにあります。 

 

 長くなるのでビジネスモデルによるリスクとチャンスの判断の仕方は次回に譲ります。 

 

 とはいえ個人ビジネスをしている人が身近にいないという人も当然居るでしょう。 

 

 そういった人は、まずビジネスに関しての情報発信をしている人を見つけてください。 

 

 そして、その情報発信の内容を読み込んで理解が出来るかをじっくりと判断するのです。 

 

 気を付けるべきは不思議と納得できそうな文章というものは存在するので、それに引っ掛からない事です。 

 

 発信された情報に対して自分の言葉で注釈を入れられるのが一つの基準ですね。 

  「不思議な」説得力がない状態で賛同が出来るかがスタートです。 

 

  その後は質問のやり取りなどで発信者とコンタクトをとってパーソナリティも見てみてください。 

 

 直接やり取りをすることなく完結するタイプのビジネスも存在しますが、だいたいそういった物は安価なのでまずはそこから実践してみて効果を見てからというのもアリです。 

 

 過去の記事にも書いた妄信ではなく、自分の頭でしっかりと信頼できる相手を見極める事から始めましょう。