言霊って単語を使うとまたかなり大げさになってしまうのですが(笑)今回は意外と役立つ「言葉」をうまく使おうというお話です。 

 

 因みに言霊に関してググると以下の様な解説が出てきます。 

 

こと‐だま【言霊】 

 

古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。 

 

 古くはこの言葉に宿る霊力に対する信仰はかなり強かったらしく、神道における祝詞の奏上においては誤読が起きないようにかなり気を配っていたそうです。 

 

 流石にここで超自然的な○○によって~みたいなぶっ飛んだ話はしませんが、単純に言葉が人に与える影響を感覚として理解していたからこそ、この様な文化が生まれたのではないかなとも思います。 

 

 言葉とはざっくりいうと何かを伝える為のものですが、考えようによっては物事というか事象について定義をする物とも言えます。 

 

 この定義づけというのが何かを認識するのにかなり重要な要素で、全く同じ物を見ていてもその定義を持っているかいないかで見え方が全然違うという事もよく有ります。 

 

 簡単に言うと夏の空に浮かぶ雲を見上げていて隣の人に「あの雲、魚みたいな形してるね」と言われるとそれまでもやもやの塊に見えていた雲が魚の形に認識できるような物です。 

 

同意出来ない場合も勿論有りますが、その場合には自分でよりしっくりくる形を連想したり、「いやあれは雲だ」と相手の定義を上書きしているんですね。 

 

このように、見えなかった物が見える様になるほど、時として言葉の力は大きく働くのです。そして言葉による定義づけ次第で人の行動が大きく変わる事もあります。 

 

 その事を実感し、かつ対策の一つの答えを見れたのが前回の記事にも書いた、私が参加しているビジネスセミナーの意識低下問題と主催者の対応です。 

 

 幾つかセミナー参加者に求める条件を提示することもしていましたが、私が「なるほど」と思ったのが以下の事項です。 

 

・スクールという名称を変える 

・参加者を明確に個人事業主=ショップの「オーナー」と呼びその様に扱う 

 

 あとは今回のテーマからは外れますがそもそも意識の低下というそれなりに深刻な事態を相手を落ち込ませず、しかししっかりと受け止めさせるという空気作りが見事でした。 

 

 話を戻して対策の良い点ですね。そもそも私が参加しているセミナーは正式名称の頭文字をとって〇〇Sと呼ばれていて、そのSがスクールだった訳ですね。 

 

 しかし、先の問題を踏まえて、何かを習いに来るというよりは、パッケージングされた物販のビジネスモデルを提供するという事に焦点を当てて、Sはシステムの事にしようという事になりました。 

 

 そして、参加者を生徒と呼ばず、セミナーの集まりも個人事業主の集まりなのでオーナー会としよう。というような事です。 

 

 「なんだ中身はなにも変わっていないじゃないか」と思う方も居るでしょう。その通り何も変わっていません。 

 

 しかしこれで何が変わるかと言えば受講者の意識が変わるのです。 

 

 主催者の思考としては脱落者を出したくないという事は変わらず、サポートはしっかりしたい、しかし、それを当てにされてしまうと進むものも進まなくなってしまいます。 

 

 こちら側が強い意志を持って自分で得られる情報は自分で掴み、その上でサポートを利用すれば、得るものは互いにとってより高度な物となります。 

 

 因みにここで大事なのは、いかに参加者がその言葉に本気になるかですね。言葉で定義づけをさせてゴールに向かう意思を強めようというワークは新卒で入った会社で行かされたビジネス講習でも似たような事をされましたが大きく効果が違いました。 

 

 正直鼻で笑いながら時間を潰してましたからねその頃は。 

 

 自分の意思で参加を決めたセミナーと、会社の意思で行かされたセミナーでは受ける側の気構えが違うので得られる物が段違いで違うのです。 

 

 大事なのは自分の意思。そのうえで言葉を使って定義づけを与えてやれば自然と行動が変わります。 

 

 自分への働きかけとしての言霊。意識すれば結構便利に使えるはずです。試してみてください。