今回のタイトルは一見すると「は?」と思われるような物かも知れませんが、ちょっと私自身が驚いている状態です。

 

 分かりづらい話になるかも知れないので予め結論から述べておくと一見違う分野の事が身体を使うという抽象化の元応用が出来た。というお話です。

 

 前提条件の話で以前書いた記事にある通り、今私が所属している会派の空手において重要視される骨格を揃えるという事が最近出来るようになったという所が有ります。

 

 骨格を揃えるというのは感覚的な要素も多分に含むので説明しづらいのですが、その感覚があるということは、身体の合理的な動かし方の感覚があるという認識を持っていただければ概ね問題ないと思います。

 

 空手の稽古のように人によって違う身体操作に合わせようとすると難しいのですが、楽器の演奏なら自分自身だけアジャストしていけば良いので比較的実践がしやすいのかなというのが今の所の実感です。

 

 空手関連の事を纏めると完璧では無いにせよ、合理的身体操作をしている時に身体がどうなっているかという事は認識に上げやすい状態になっていたということですね。

 

 続いてコントラバスに関してどういった状況にあったかと言うと…少し話が長くなります。

 

 まず初めに説明するとコントラバスという楽器は、オーケストラにおいては弓と呼ばれる道具に張ってある馬の毛を弦と擦り合わせて音を出す。というのが基本の奏法になります。

 そしてコントラバスという楽器だけ弓が大きく分けて2種類有ります。

 

 上の写真の様に下から持つタイプの弓がジャーマン式、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの様に上から持つのがフレンチ式です。よく見ると弓の形も違うことが分かるかと思います。

 

 因みに日本においては、最初にコントラバスを習いに留学をした人がチェコに行ってジャーマン式の弓と奏法を習ってきたためジャーマン式の方が優勢です。世界的に見ればちょうど半々位だと思われます。

 

 私は大学時代は部活のトレーナーであるプロ奏者の方に師事していましたが、その方はジャーマン式の奏法の方だったので、きちんと指導を受けたのはジャーマン式の奏法のみです。

 

 フレンチ弓は社会人になってから急な思いつきで始めました。理由は格好いいと思ったからです。

 

 そんなわけでフレンチ式は独学のみで練習しただけでした。

 

 このフレンチ式の弓というのがなかなか厄介で、慣れないうちは親指か肩がとてつもなく痛くなります。

 

 本来はそこで先生に見てもらいながら余計な力を抜いていく練習をするのですが、それも出来なかったので、割と最近まで根性のみで弾いていました。

 

 そして話が空手に繋がるのですが、空手においても握りこぶしだけは強く握りますが他の部分に余計な力をかけない身体操作が求められるわけです。そして最近私はそれが限定的な条件であったとしても一応出来るようになったんですね。

 

 その感覚を思い出しながら、「肩の力を抜く」や「手首に負担のかからない弓の持ち方」を意識して修正しながら練習に臨みました。

 

 そうするとかなり激しい曲の練習後にもどこも腕周りが痛くならなかったのです。

 

 以前はそこまでコントラバスに負担のない曲でもどこか痛くなっていたのでこれはかなり大きな変化です。

 

 この様に別の目的で修めていた事が思わぬ形で別分野と結びついて花開くこともあります。

 

 皆さんも、自分の持ち物が活かせないか考えながら色々な事に取り組んでみてください。そこから想像以上の成果が生まれるかも知れませんよ。