8/8に高校の方の母校に行って部活の様子を見てきました。以前もちょこちょこ見に行ってはいたのですが、2年ほど前に一度練習を見に行ってから止まってしまっていたんですよね。

 

 それまでは仕事が土日休みでは無かったので平日の休みにふらっと顔を出していたりしたのですが、仕事が変わって土日コンスタントに休めるようになってから自分の乗る団体を増やしすぎてしまって行けなくなってしまったんです(笑)

 

 しかし、先日久方ぶりに今年のコントラバスパートの一年生から連絡が来まして、しかも初心者なのに上級生は引退してしまっているし大変そうだったので…というのは前回の記事の通りです。

 

 2年も開くと顔ぶれは一新されてしまっているのでなんとも言えない感覚になりました。時の流れは恐ろしく、その連絡をくれた新入生は自分と14歳も離れてるんですよね。

 

 練習部屋等は変わっておらず、でも時の流れはしっかり感じる。感慨深い瞬間でした。

 

 私が在籍していた頃の管弦楽部は1学年20人程度は居て、2学年で40人強。一般的なロマン派のフルオケが60人程度であることを考えるとそれでも足りない状態です。

 

 楽器の種類が概ね弦5、木管4、金管3、打楽器で13種類ですので1つの学年で管楽器の種類だけは埋められ、後は弦にという風に配分できました。

 

 そういう状態ならば毎年1つ上の学年に先輩が必ず居るので多少なりの指導体系が維持できるのですが、今の時代にはそれもままならない様です。

 

 私が一年生の時は同期と先輩合わせてパートに4人居たのですが、今年はたった1人、私も初心者でしたがより厳しいところですね。

 

 そんなこんなで練習を見に行ったんですが、前回の記事にも書いた反省として久方ぶりの朝の練習で全然体が動かなかったんですよね…

 

 なんというか、初心者に対しては今が一番大事な時期なので、変な物を見せてはいけないと思いつつ、逆にそれが変に緊張を呼んでしまってぎこちない動きになってしまいました。

 

 それでもある程度のパフォーマンスは見せれるんですが、申し訳ない気持ちです。

 

 もう一点の何を教えるかの準備の反省。これはある程度実際に見に行かないと分からない事もあるので仕方の無い部分もあるのですがより効率的に教えたいなと思うところは有りました。

 

 やはり自分の初心者の頃を思い出そうと思っても14年も前なので記憶が薄れてるんですよね…そしてちゃんと先生についたのも大学からだったので高校の時やったことをそのまま教えるのも少し違うかなと感じました。

 

 私自身は高校時代とりあえずがむしゃらに曲だけ練習して、結果として楽器の操作感は身につきましたが大学で基礎の積み直しをしたので感覚がずれているんです。

 

 とりあえずは次回、自分が過去にやっておけば良かったなと思った練習を教えていきたいなと思っています。

 

 最後に感じたのはその一年生の不安には寄り添ってあげたいなという所です。頼れる先輩や競う仲間が居ないと辛いことはあると思います。

 

 そこに関しては自分の時代と違うので完全な共感は出来ませんが、これから上達出来るだろうかという不安は、その感覚だけは未だに残っています。

 

 少しでも助けになる形で経験を伝えられればなと思います。

 

 長々と書きましたが、年月が経っても世代を超えて共通のジャンルに取り組んでいるというのは素晴らしいことだと思います。

 

 少しでもこの文化が続くように頑張ります。