皆さんは趣味や遊びの時間をどのように捉えていますか?楽しんだり、息抜きになったり…それだけでも確かに前向きな効果です。しかし、せっかくの趣味や遊びの時間をその場限りのエンタメとして消費していくことは実はとてももったいない事なのです。

 

 今回はあらゆる経験を人生に活かすための考え方のお話です。

 

 唐突ですが私は趣味でコントラバスを弾いています。アマチュアオーケストラに所属し、去年は年間で10回程本番がありました。

 この趣味を聞いて皆さんはどのような印象を持ったでしょうか?同じようにオーケストラを趣味にしている方からは親しみを持っていただけたかもしれません。そうでない方からはむしろ距離を感じたり、極端に言えば人生を無駄にしていると感じる人もいるかもしれません。

 

 このような印象の差は受け手の中で「オーケストラ」や「コントラバス」の存在がどれくらい身近であるか等によって変わります。音楽はジャンルによって人の好みも分かれますし、全く聴かない人もいます。身近でない人から見ればよく分からないことをしているであったり、必要のないことをしているということになるのです。

 

 他者からの評価だけでなく、自分自身の認識でも同じようなことが起こりかねません。自分自身が漠然と「オーケストラをやっている」という認識でいるとそこで得た経験をオーケストラに関してでしか活かせなくなるのです。

 

 例えば私は毎日時間を見つけて楽器の練習をしています。大きくコントラバスを練習しているとだけ認識しているとあまり役に立つ場面は無いように思えますが、練習に必要な要素を考えると

・目標を達成するための「ビジョン」

・効率的な練習をするための「計画性」

・自分の長所短所を見極める「観察力」

・身体に無理をかけないように姿勢を保ち動く「運動能力」

 等々他の事象にも応用できる要素がたくさん出てきます。

 

 自分に対してだけではありません。仮に練習で得たものを会話で話題にあげたり情報発信するとして、「コントラバス」というカテゴリよりも他に応用が効く「お役立ち情報」とした方が同じ経験から得たものでもより多くの人に浸透するでしょう。

 

 

 事例としてあげた趣味がオーケストラだと伝わりにくいかもしれませんね。

 わかりやすい事例として、私の他の趣味である漫画や、ゲームでも同じことが言えます。

 漫画やゲームも楽しんで行うこと事を突き詰めて考えると

・ストーリーの「構成を理解する力」

・描写外の出来事を補完する「想像力」

・メタな視点から俯瞰的に作品を「分析する力」

 等が身につき、そこから得たアイデアをコンテンツに昇華させることも可能です。

 以前あげた記事「鬼滅の刃」「はたらく細胞」に見る現代のコンテンツのありかたも同じで漫画を読んで得た感想から新しい考えが創造されています。

 

 このように趣味、遊びを最大限に活かす為に大事なのは

 

経験を自分の中で消化し再構築すること

 

 です。

 もちろんこの考えは仕事にも役立てることが出来るでしょう。むしろはじめから仕事、趣味、遊びに優劣は無かったのです。

 この考え方を持つことで今後世の中の見え方が変わり、自分自身の可能性や周囲にある有意義な出来事を認識出来るようになるはずです。大いに役立ててください。

  

 また今後このブログでは自分が今ハマっているゲーム「ダークソウル」シリーズの考察記事も上げていく予定です。それらもエンタメとして一方的に受け取るよりも発想の種として自分の想像力を磨いたり新しい考えを生み出す等有意義に使っていただきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。