1ヶ所にまとめることの大切さの続きです。
ポケットが1つになることで回避できるのは、「探し物のための時間の浪費」だけではありません。
無用なミスや事故も未然に防ぐことが出来ます。
何故なら、アナログベースで「ワンポケット原則」を守れれば、「ドッペルゲンガーシンドローム」が発生しないからです。
「ドッペルゲンガーシンドローム」は、野口悠紀雄氏が「超整理法」で紹介されて一躍有名になりました。
主にパソコンのファイルを加工する時に現れる「幽霊」です。
元ファイルを複製してしまったがために、元ファイルと複製ファイルの双方に別々の加工を加えてしまい、不完全なファイルが出来上がってしまう症例です。
複製が簡単にできてしまう電子ファイルで頻発する症候群ですが、アナログ手帳の場合でも、ポケットが複数になると発生しやすくなります。
例えば、手帳をデスクトップ用と携帯用に分けてしまった場合に、同じテーマやプロジェクトについての記載が、デスクトップ用と携帯用に跨ってしまいます。
そして、最新情報が携帯手帳に記載されているにも拘わらず、デスクトップ手帳の情報を元に、情報を加工・展開していくようなケースです。
各々の手帳で同じようなことが発生するリスクが生じます。
中途半端な情報を元に、鵺(ヌエ)のような継ぎ接ぎだらけの不気味な姿に変形してしまうリスク。
恐ろしいリスクです。
「幽霊(ドッペルゲンガー)」とは、うまいこと言ったものです
ね。
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