あまり書いていませんが、部品はこだわりを持って選んでいます。コンデンサを決めるのにもデータシートを見て使ってみて…というステップを踏んでいます。抵抗器も理由なく面実装品を使っているわけではありません。回路設計と部品選びは並行して行わないと設計できませんし。
入出力のジャックも同じようにデータシートを確認しながら選んでいます。特に3.5mm4極ジャックは注意が必要です。
その理由は、3.5mm4極ジャックはTRRSのうちSの電極材料やメッキの違うものがあるから。スマートフォンのマイク用に使用するときは電極の材料やメッキが違っていても問題ありませんが、GND分離のときは材料が違うと音が変わる可能性があります。そのため、すべて同じ材料・メッキのコネクタを選んでいます。
厳密に見れば形状や電極の長さなどの差からそれぞれの電極は特性が異なるはずです。なのであまり差が出ないかもしれませんが、コストが大きく変わらないのであればこだわっておきたい部分です。Zwei Flugelはせっかく回路内のパワー部GNDと出力のGNDを最短で結んでいる真面目なGND分離ですから、コネクタでロスしたらもったいないですしね。
なお4.4mmモデルのZwei Flugelでは出力ジャックの選択肢が実質1つしかありませんので選びようがありませんでした。(中華のコピー品はありますが、コピーとわかっているものを搭載したアンプは出せません。ちなみにコピー品と本家は音違いましたよ。)