話せても書けない日本語(11) | 穴吹 圭のブログ

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考えます。



教育についてはこれまでの経験を活かし、実際に役に



立つ内容を読者と一緒に掘り下げていきたいと思います。

接続詞がポイント!


 文のつなぎのコトバとして接続詞があり、実は文章を

書く上でそうとう難しいものなのです。


 つい最近出版された、石黒圭著の『文章は接続詞で

決まる』(2008、光文社新書)には、プロの作家でも

接続詞に相当神経を遣っていることが紹介されていま

す。


 井伏鱒二の書いた「『が』『そして』『しかし』ー文体は

人の歩き方に似ている」というの文章があるそうですが、

某作家の清書の手直しは、これらの接続詞に集中して

いたということです。


 さて、その接続詞で学生の話しコトバで、最も多いの

は次のような例です。


(例文19)
 私は英語が話せません。なので、少しでもその

人たちに追い付けるよう、もっと英語の勉強に力を

注ごうと思います。


 ・なので→それで
 ・もっと→さらに


 「なので」があることにより、残念ながらせっかく書い

た文の品格が失われています。


 やはり、次のように直した方がいいですね。


訂正文)
  私は英語が話せません。それで、少しでもその

人たちに追い付けるよう、さらに英語の勉強に力を

注ごうと思います。


 次によくみられるのは、話しコトバというより書きコトバ

なのですが、突然重々しい書きコトバが出現します。


例文20)
 大学は本当に自由なのでびっくりしました。故に、

科目登録など何から何まで全部自分でやらなけれ

ばなりません。


 ・びっくりしました→驚きました
 ・故に→それで
 ・何から何まで→不要?
 ・やらなければ→しなければ


 「故に」があることにより、文の調子が極端に変わっ

てしまいます。これは恐らく数学の証明問題などで、

「故に」といういう言葉があったことを記憶しているため

でしょう。


 これと同様に、「従って」という接続詞も頻繁に使わ

れるので、気をつけたいものですね。


 これは次のように直してみました。


(訂正文)
 大学は本当に自由なので驚きました。それで、

科目登録などは全部自分でしなければなりませ

ん。


 無理に「それで」のような接続詞を入れたが、場合に

よっては不要かもしれません。


 よく考えてみると、プロの作家でも頭を悩ませる接続

詞なので、少し心にとめておきたいものです。


 それでは、次回をお楽しみに。


 →「話せても書けない日本語(12)」に続く


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