このブログではご無沙汰しています、34期のKです。

先日「企業家ネットワーク」さんの番組のナレーション収録を見学してきました。
この番組は企画や放送時刻、そして放送局が変わりながらも長年続いているもので、
一貫してチーフ(塾長を卒業した僕たちはこう呼んでいます)がナレーションを担当しています。
そういった縁で、毎年初夏に行われる「企業家賞」のイベントにメンバーを招待していただいたり、大変お世話になっています。

以前も見学をしたことがあり、これが2回目だったのですが、チーフからのメールには「声帯の具合があまり良くないので一部代わりをお願いするかも」とありました。
まさか、とは思いましたが、頂いた原稿で予習をして見学に向かいました。

いつも収録は1か月分を1日で行います。1か月と言っても1週ごとに再放送があるので、1日で収録できるというわけです。
しかもチーフは長年担当しているだけあって最初からほぼ完成形、ディレクターさんとの息もぴったりで、尺が合わないところを修正する程度でスムーズに進んでいきました。
今回は来月に行われる「企業家賞」のイベント告知用のCMの収録もありました。
15秒という短い時間で原稿を読まないといけないので大変ですが、こちらもちょっとした修正だけでチーフはあっさりとこなしてしまいます。

合間合間にチーフから「出番があるかもしれない」と言われながらも、収録はそのまま終了しました。
「まあそうだよね」と思っていたところ、ディレクターさんがその言葉を気にしていただいて「せっかくならちょっと収録してみますか?」というまさかのサプライズが。
せっかくのお話に乗らないわけにはいかないと、二つ返事で…というかむしろこちらからお願いする気持ちで収録に臨みました。

ブースに入っての収録ということ自体は以前経験があるのですが、CMの収録は初めての経験。勝手がわからずに戸惑ってしまったり…
実際に収録に入るとやはり難しい!時間が決まっているのがわかっているのに、うまく尺に収まらない。
収めようとすると、ゆっくり読むべきところまで早く読んでしまって変な間が空いてしまったり。
早いところと遅いところを切り替えつつ内容はしっかりと伝えないといけない。
いろいろなことを15秒足らずの中で気を付けて読まないといけないという、瞬発力と対応力が求められる場でした。
結果、テイク4でようやく尺に収まりなんとかOKをいただけるものになりました。
…とはいっても本当に「なんとか」というレベルで、こうすればよかったという後悔ばかりになってしまいました。
それでも、終わった後の帰りにチーフから「まあ70点だな」という意外に高い(?)点数にちょっとだけ安心しました。

収録後、ディレクターさんから「CMは4回放送するので、そのうち2回なら使ってもいいですよ」という更なるサプライズ!
もちろん最終的な判断はおそらくプロデューサーさんがされるのでしょうが、本当に採用されればCMナレーションデビューです。

ちなみに、番組の放送日時は土曜日の朝6時から。そう、明日の朝が6月分最初の放送です。どちらにしても初回はチーフだと思いますが、今月は毎週楽しみです。