41期生のM・Tです。
今回は、しっかりと聴き取って、すぐに繰り返し練習することの重要性について話します。
多くの方は、好き嫌いこそあれ、何回かはカラオケで唄われたご経験があろうかと思います。さらには、今では当たり前のように、「音程正確率」など、歌が上手いとされるのに必要ないくつかの要素からなる、「採点システム」の機能を利用されている方も多いのではないでしょうか。
「歌が上手い」とされる要素の中でも特に、「音程正確率」を上げるのは至難の業です。「正確率90%以上」を採れる人は、決して多くはないと思われます。またこれが案外、自分が好きな歌で、まして得意だと自信を持っているような歌の「音程正確率」が低いということが多々あります。
これは何故でしょうか。
2〜3の原因が考えられましたので挙げてみます。
1、いわゆる「サビ」の部分はしっかりと耳に残ってい るが、他の部分はあやふやに記憶している。
2、曲の雰囲気や歌唱時の自身の高揚感に影響され、自己流に音声を作り変えてしまっている。
3、原曲を、集中して正しく聴けておらず、しかも歌の練習をしていない。
これらになろうかと思います。
このように、もともとメロディがある「歌」ですら、正しい音を再現するのが難しいのですから、「文章」だけになると、なおさら大変なわけです。
しかし、心配は無用です。
当塾では、塾長が模範例を示してくれるだけでなく、そのあとすぐに我々生徒が繰り返す、ということを「複数回」行います。
言うまでもないことですが、今見たり聴いたりしたばかりのものは、記憶が鮮明で正確に再現しやすく、逆に5分後、さらに言えば、1日も経ってしまってのものとなると、詳細の部分は忘れ去られます。ひいては自己流が顔をのぞかせることになります。
このように、正しい音声を身につけるには、全力で集中して聴き、即座に何回も声に出して練習することです。その際、塾長が奨励しているように、「耳に手をあてながら聴き、忠実に再現できているか確認すること」が重要です。
模範例を正しく身に着けておけば、それがいざと言う時の引き出しとなり、様々な文章に出くわした際に応用ができ、結果、対応ができるということに繋がるでしょう。
「しっかりと聴いて、正確に再現する」
この積み重ねは、実力を必ず高めます。