大雨の中の四十九日法要 | あなぐまの下町質屋ブログ

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横浜の下町、弘明寺で創業65年の質屋を継いでいる
「あなぐま」です。
『質屋ってどんな人がやってるの?』という疑問にお答えするため、日々の業務や日常、趣味、質屋の裏側、クルマやバイクの話題を書き綴ります。
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母が他界したのが3月1日だから、本日・4月18日が四十九日の法要となりました。

葬儀・告別式もコロナウイルスの感染が心配しだした頃で、外出自粛が叫ばれていたために、
参列者は親族だけの十数名でしたが、現在はさらに緊急事態制限が発令中で、
県境を越えての不要不急の外出も控えるように要請が出ていることもあり、
本日の法事の参列者が、私と妻、息子、兄と義姉の5人だけ。

しかも本日は、久し振りに警報級の雨が降るとの事。
法要自体は霊園の会場で行えるとして、納骨法要は、大雨の中出来るのか出来ないのか?
前日に住職から電話がありましたが、私にもわかりません。
出来るかどうか霊園に聞けばよいのですが、霊園の方もコロナ対策で土日しか駐在していなとの事。
まあ、出来なきゃしかたない。日にちを替えるわけにいかないので、そのままの状態で今日を迎えました。

四十九日というのは、他界した母が三途の川のほとりに到着する日で、流れの急な場所を渡るか、緩やかな場所を渡るか、裁きを受ける大切な日で、緩やかな流れの部分を渡れるように法要をするのだそうです。

葬儀で納棺の時に「俊子さんは、これから四十九日間の一人旅に出ます」と言われ、
『歩けなかったのに、旅に出る事なんか出来るのだろうか?僕がいなくて大丈夫だろうか?』
そう思ったら初めて涙が出たことは書きましたが、その旅も今日で終了です。

今朝は大雨の中、東京から兄が、中山から儀姉が来てくれて、二台のクルマで霊園に向かい、
ほどなく住職もやってきて、法事も滞りなく終わりました。

葬儀で使った白木の位牌は、これまで我が家に置いて毎日法要してきましたが、今日からは漆塗りの位牌を用意して、この日に御霊を入れてもらい、以後はこの位牌を仏壇に飾ることになります。

まあ、これで一区切りです。

葬儀以来、コロナ騒ぎで店の事を色々考えたり、相続の準備などもあって悲しむ暇がありませんでしたが、これで喪が明け、相続の話も二人には出来たので、まあ、やっぱりひと段落と言ったところでしょうか?

これまで長かった介護、葬儀、喪中が開けたら、色んな所に旅行に行ったりして遊ぼうと思っていたのですが、このコロナウイルス防止対策のために外出自粛、飲食店の休業要請で、何処も行けません。

これも仕方ないですね。我慢、我慢するしかしかたありません。