キミの名は | セーラの日記

セーラの日記

まっすぐ前を向いて 2匹の猫と共に

 この2年ほど いろいろな予定(イベントや義理の参加モノ) が消えて 自由だ!楽だ!と適当に生活していたら 失った(見えないモノ)が見えて来た。

 

体力・筋力・気力・友人との関係・貯金・・・ そしてなにより <時間>。

やろうと思えば十分な時間があったのに 無為に過ごしてしまったという思い。

 

先ごろのニュースで 急にソワソワして来た。

ネコの預け先が無いからと自宅療養していた男性が亡くなったというニュース。

これにショックを受けたのは私だけでは無いだろう。

 

最初の頃は 入院したくないと思っていた。 理由は猫。

そのうち 自宅療養が増えてきてしめしめと思っていた。 理由は猫。

ところが、今や 望んでも入院できないのが普通になって来た。

 

ワクチン打っても油断できない。 マスクに手洗いしててもそれだけではダメ。

おひとり様は それなりの覚悟を持って生きなくてはならないと思ってはいたけど 本気とは言えないグータラ生活だった。

 

それでやっと <出来ることからやろう>と思い始めた。

それは <他人に入ってもらえる家にすること>

 

言い換えれば <今は入って貰える状態じゃない>ってことです。

そこの話は もう少し 先になるとして 今日は<ロッキングチェア>の事を書いてみたい。

 

友人のご主人も うちのオットの1年後に亡くなった。 二人は同い年。

伝統工芸師だったご主人の部屋は 生前そのままに作業が中断されたまま。

 

部屋に入ると胸が詰まって 片づけが出来ないと話していた友人が 突然 凄い勢いで片付け始めた。

ご主人の作業場だった部屋が 何もない空間になっていた。

そしてそこに 納戸から出てきたロッキングチェアの姿が・・・

友人が言うには これを買ってもらったのは中学か高校の頃。

両親にも邪魔だと言われ、嫁入り道具に混じって婚家に来たものの ここでも邪魔だと言われ 納戸に入って数十年。

やっと 自分の為に使えるようになったのよ・・・と。

 

友人は若い頃 ケネディ大統領のファンだったそうです。

彼がロッキングチェアを愛用している事を知って 自分も欲しい!と憧れました。

勉強机用の椅子を買ってくれるという叔父さんに それはいいから!と買ってもらったのがこの椅子。

 

京都の商家に嫁ぎ 親との同居・三人の義姉たちにされたこと 言われた事は 時間が経っても消えることはないと言います。

 

ご主人も亡くなり 『寂しいけど やっと私は自由になったのよ』と。

ほぼ60年ぶりに納戸から出てきたロッキングチェアの ウェルカムパーティを今度しようと計画しています。

名前は・・・ John かな???