昔 NHKの番組で見た <修行僧の生活>で 長い廊下や急な階段を鈴(りん)を鳴らしながら起こして回る姿を見たいと思っていました。
宿泊場所からは離れていたので その姿を見る事は出来ませんでしたが、まだ暗い中を鈴(りん)の音が移動して行くのを聴きました。
地の底から響くような ドーン ドーンという太鼓の音も。
冬は 4:20起床。 夏は1時間早く 3:20だそうです。
しかし 火を起こしたり 水を汲んだりする修行僧は 更に2時間も早くから起きているそうです。
先導の僧に続いて まだ暗い中を本堂に向かいます。暖房は効いていません。
暖かくしてお越しくださいと 言われましたが 本気で『寒い!』と思いました。

こんな中を 昇って行きます。
朝のお勤めに参加しました。 5時前 修行僧が集まって来ます。
お寺からの参加だったので 各家の先祖代々の名前を読み上げて下さって 思いがけない先祖供養になりました。
これだけ多くの僧の見事な読経の場に参加できた事は 忘れられない体験になりました。
イスタンブールで 夜明けに響き渡るコーランを聴いた時も感動しましたが それ以上でした。
さて・・・緊張していたのは 座禅と 食事の時間です。
座禅は どれくらいの時間だったのか 定かでありません。 20分だったのか30分だったのか。 途中で 居眠りもしました。(緊張してた割には)
ふと気がつくと膝の上で合わせた指が離れ 身体が前に倒れそうになります。
おっと・・・イケナイ と思った時 後ろの方で 誰かが叩かれる音。 目が覚めました。
食事は これまた 作法があって ・・・ 喋らない 音を立てない 人に遅れない 片手で器を持たない 口の中にモノがある間は箸を置き 食べる事に集中する
最後は お茶で箸の先を洗って持ち帰り 翌朝 朝食時に持ってくる。
住職さんの隣だったので 観察しながら食べたのですが・・・さすがにプロ。
どうやったら あんな風に 音を立てずにゴボウを食べれるのだろう。
とうとう 私は諦めて 丸呑みしました。
食事は アッと言う間に終わります。 どこに入ったのか解らないくらいでしたが 不思議とお腹は空きませんでした。 人間 アレで良いってことでしょうかね。

帰ってきたら 1キロ痩せてました。 ヘタな断食道場より良いかも。