不思議なこと | セーラの日記

セーラの日記

まっすぐ前を向いて 2匹の猫と共に

手入れを怠らなかった母と違って 蚊に刺されるのがイヤな私の手にゆだねられた庭は荒れ放題。
ところが 植物も危機感を感じたのか 必死に生きようとする。
 
花はとっくに終わったはずの藤の枝にまた花が咲き、春先には枯れたかと思った山吹も今頃花を咲かせ始めた。
 
帽子を被って 母のお古を着て 庭に立っていると 近所の人が 『お母さんかと思った!』と 驚きの声をかけてくれる。
娘はだんだん 母に似て来ているらしい。
 
先日、電話をかけてきた従兄は 『声が叔母さんにソックリで ビックリした~~!』と言われた。
 
父も母もいない家に 慣れてはきたが、まだ時々 どうしようもない寂しさに襲われる。
 
階段を上がろうとして 上を見た時 右の部屋には母が居て 左の部屋には父が居た事を思う。
呼べば 返事があった頃を思い出し、足が止まって しばらく 父や母の声はどうだったかと考える。
 
昨日 不思議な話があった。  近所の奥さんが もうすぐお盆ねと お供えを持って来てくれた。
 
母の夢を見たそうだ。 その奥さんが可愛がっていたネコも一緒に出てきたのと嬉しそうに話した。
『バニラとね ジローちゃんも一緒だったわ。 きれいな花がいっぱい咲いている所に居て コッチも良いわよって言ったわよ』 と話してくれた。
 
バニラはその奥さんが大事にしていた真っ白のネコで ジローは我が家で20年近く生きた柴犬である。
 
そこまでは 夢の話・・・で 私も嬉しい気持ちで聞いた。
 
その後の言葉に息を呑んだ。
 
『 もう一匹 小さいのが居たのよ。 茶色くって小さいのが』
 
すぐに思い当たった。 ここに引っ越してくる前 宝塚に住んでいた頃 母が可愛がっていた ポメラニアン(茶)だと。
 
30年以上前の話だ。 ここに引っ越してきた時は 柴犬のジローが一緒で それよりもずっと前に飼っていた犬を この奥さんが知っているはずがない。
 
あの犬は 弟が亡くなった後の母を慰めてくれた 母の大事な犬だった。
 
そうか・・・みんな一緒にいるのか。 そう思ったら 安心してお盆を迎えられる気になった。
 
今年のお盆には玄関の前に 犬のご飯も用意して迎え火を焚こう。