こんな夜中に 卵を茹でているのもどうかと思うが・・・やり始めた以上 茹で上がるまで待つしかない。

今夜は どうした事か 眠れない。
布団にはいったものの アレコレ考えているうちにスッカリ 目が冴えてしまった。
仕方が無いので 起きて紅茶を淹れ 本を読み始めた。
<森 茉莉 贅沢貧乏暮らし> こういう時はエッセーに限る。
眠くなったらページを閉じて 眠ればいい・・・と思ったのだが さにあらず
『卵』 というページでこんな文章に捉まった。
>私の卵好きは 食べることだけではない。
まず 形が好きで ・・・ あの 一方の端が少し尖った 不安定な円い形が好きだ。
<中略>
朝の食卓で 今 咽喉に流れ入った濃い 黄色の卵の重みのある美味しさを追憶する時 皿の上の卵の殻が 障子を閉めたほの明るい部屋の様に透っているのを見るのは 朝の食卓の幸福である。
う~~~ん 卵の殻を 障子を閉めた部屋のほの明るさと表現しますか~~~。
感心しているうちに ゆで卵を作りたくなった。
実は私は 卵の黄身が苦手で 卵を食べる時 キッチリ黄身を残す。
目玉焼きだと 皿に黄色い目玉が二つ残る。 黄身が破れて 大好きな白身に流れないよう 細心の注意を払って黄身の回りの白身をはがす。
それらを 『まったくしょうがない奴だ』と言いながら 食べてくれるのは 独身の頃は 父であり 結婚してからはオットである。
そういう事もあって 食べるなら 黄身と白身を分けやすいゆで卵が一番。 しかも完熟茹で(^^;
それが 今夜はどうしたワケか エッセーに惹かれて 卵を茹でただけでなく 半熟を食べてみたくなった。
それほど 森茉莉さんのエッセーには 卵への情熱が溢れていた。
そして 卵が新鮮だったからか ちょうどいい具合に茹であがっていたからか 、スプーンですくいながら食べた黄身は美味しかった♪

これを書いているうちにアクビが出て来て 幸せな気分で眠れそうである。