父に 約束した<句集>が完成し 昨日 出来上がって来ました。
昨年末に父が体調を崩した時は このまま それこそ<未完の句集>になったら どうしようかと さすがに 慌てました。
お仏壇に供えるような事になったら 私は チャッチャと取り掛からなかった事を 一生悔やむ羽目になると思いました。
目が見えなくなって 楽しみが無くなってきた父に 何かしてあげれないかと考えて 思いついたのが <句集>を作ることです。
父は自分で選ぶことも 字を校正することも出来ないので 以前の句集のと重ならないように 資料を整理し、何度も何度も 候補の句をテープに吹き込んで 父に選んで貰いました。
こうして選び出した四季折々の句が 約400句。 それに 様々な賞を戴いた句を<受賞句一覧>として あわせて500句ほどを 決めるのに2年近くかかりました。
只の 俳句の並ぶ句集よりは 父の生きてきた証しのような一冊にしたいと 本人の写真や かつてはスラスラと書いていた自筆の短冊の写真なども入れました。
5回目の校正を終え 『これで印刷に回します』と言われてからは ゲラ刷りを見るのが恐くなりました。 ここからは ミスが見つかっても もう訂正しようが無いと思うと 震える思いでした。 あれほど<緊張>と<安堵>を感じたのは久しぶりです。
薄紫の表紙に 水色の裏紙。 紫陽花のようなカバーの完成品を 昨日 手にした時は これで 父が元気な間に渡せるという 深く深く落ちていくような安堵感を感じました。
そして 昨年の1月に 十日恵比須で買ったミッション・ダルマに目が入りました!
私としては この句集は 改心の出来
だと思っています。ただ それを父が自分の目で確かめる事が出来ないのが ちょっと哀しく感じてきています。
今から 内容を全てテープに吹き込み <音の句集>を添えて 父の日のプレゼントにしようと思っています。