今日はノンビリと家事をしていた3時頃、 携帯が鳴った。
オットからで、 『千日回峰の一行が ○○通りを上って行った(=北へ行った)よ!』と。
こうしては居られない。 家事も何もほっぽり出して 御一行を待つべく 自転車で先回りする。 彼らの歩くスピードはとにかく速い。
比叡山(天台宗)の千日回峰は 荒行で有名であり、特に 半ばの<堂入り>。
9日間の 断食・断水・横にならない・眠らない・・・行は生死をかけた修行として知られている。
普通の人間なら3日で倒れるそうだが、この行に臨むにあたっては かなり前から体質改善を行うらしい。
聞くところによると、肉類は一切食べず 五穀と蕎麦の食事になるそうだ。
それでも 9日後に 堂から出て来るときは 支えられないと立つ事も出来ない状態になっているのをテレビで見たことがある。
今、近くを歩いているのは この行を終え、次の京都市内廻りの行に入っているお坊さん。
もう既に 阿闍梨と呼ばれる立場になっていると思う。
通り道にひざまずいていると 頭や肩を 数珠で触れて下さる<お加持>を受ける事が出来る。
この千日回峰行に トライするお坊さんは少ないから 滅多にお目に掛る事は出来ない。 これは 超・超ラッキーと言える。
白い衣装の先達を先頭に 独特の傘を被った阿闍梨さまが見えた。
なんと!若い!!
(後でネットニュースで調べたら32歳だとか。とても凛々しい阿闍梨さまです)
先達の方が 『手を合わせて。願い事を胸に』とおっしゃる。
願い事・・・は考えてなかった。 思わず『父と母が・・・』と心で思い始めた時に 頭を数珠でコチンと叩かれた。
お若いだけに 撫でるにも勢いがある。 生きた不動明王だから・・・ね。(^^ゞ
一緒にひざまずいていた年配の女性が 『明後日もお通りになるから!』と教えてくれた。 明後日 もう一度トライ!
それまでに〔願い事〕をちゃんと考えておかなくては (^^ゞ
写真では写っていませんが 前の方で杖が見えるのが 阿闍梨さま。
後ろには 一緒に歩く人達も沢山います。
修行中のお姿ですから 撮影なんかはしてはいけないので ご一行の後姿だけパチリ。^^
↓ 下の文章は ニュースからの抜粋です。興味の有る方だけ見てください。
千日回峰行は天台宗独特の不動明王と一体となるための厳しい修行である。
現在の千日回峰行は、「12年籠山」「回峰一千日」「堂入り」の全てを満行する厳しい行となっている。
千日回峰行者は、未開の蓮の葉を象った桧笠をいただき、白装束に草鞋ばき、死出紐と宝剣を腰に、もし行半ばで挫折すれば自ら生命を絶つ掟のもとに、1年目から3年目は比叡山中255箇所を巡拝する行程約40キロを休まず各百日間、4年目と5年目はそれぞれ連続2百日、計7百日の回峰をする。
7百日終了の後9日間不眠・不臥・断食・断水で不動明王と一体になる「堂入り」の行を満じる
比叡山千日回峰行 6年ぶりの堂入り
2007.10.13 19:35
比叡山で荒行「千日回峰行」に挑んでいる大乗院住職の星野圓道さん(32)が13日、比叡山・無動寺谷の明王堂(大津市)に9日間こもる「堂入り」に入った。生死をかけた難行に入る星野さんは、信者らに見守られて入堂。無事に満行すれば21日未明に出堂する。堂入りに挑む行者は6年ぶりで戦後12人目となる。
千日回峰行は7年間かけて行われる天台宗の修行。堂入りは、この回峰行のなかでも最難関とされ、9日間、明王堂にこもり、断食、断水、不眠、不臥で人間の3欲を断つ。
不動真言を10万回唱え、不動明王と一体となることを目指すといい、毎日午前2時に本尊に供える水をくみに行く以外には堂を出ることが許されないという。
星野さんはこの日正午、無道寺谷の法曼院で「斎食の儀」に臨み、一山の僧約60人と最後の食事をした後、午後1時、無事の満行を祈る多数の信者らが見守るなか、静かに入堂。本尊の不動明王の回りを3回まわる「三匝(さんそう)」を行うと、立ち会いの僧が退席し、堂の扉が閉められた。
星野さんは昭和50年、東京都生まれ。平成9年花園大卒。15年から千日回峰
比叡山中の明王堂(大津市)で13日から断食、断水、不眠、不臥(ふが)で不動真言を唱え続ける難行「堂入り」に挑んでいた比叡山延暦寺大乗院(同市)住職の星野円道さん(32)が21日未明、満行して堂を出た。達成した行者は6年ぶりで戦後12人目。
星野さんは午前1時すぎ、お供え用の最後の水くみへ行った後、堂内で僧侶約20人と読経。午前3時ごろ、正面の扉が開かれ、両脇を僧侶に支えられながら堂を後にした。ほおはげっそりとこけ、目はうつろ。厳しい冷え込みの中、約600人の信者が不動真言を唱えながら出迎えた。
堂入りは、比叡山中を計1000日かけて地球1周分の約4万キロ踏破する天台宗の荒行「千日回峰行」で最大の難関。
星野さんは平成15年から回峰行開始。今後は京都市内の寺社など1日84キロの行程を巡る「京都大廻り」などを行い、満行すると「大阿闍梨(あじゃり)」の尊称が与えられる。