自閉症スペクトラムの息子の話です。

 
「療育」が何をするものなのか?
どう息子に影響するものなのか?
 
ネットで調べても漠然としていてよく分からない。
 
 
「療育」が「治療教育」の略語だと知ったのも、つい最近のことです。
 
 
そんな状態のまま参加した療育の1日目。
 
 
15人程いた親子教室とは違い、
 
「グループ」療育
 
と言っても、5人だけでした。
 
 
2歳児クラスなので、我が家ともう1人が3歳で、他の子はまだ2歳。
 
 
子供たちも、親たちも、周りの様子を伺って言葉少なめでシーン…とした雰囲気滝汗
 
 
親子教室の先生は愛想も抑揚もない、ロボットみたいな人で、こんなんで効果あるの???
 
 
という感じだったけど、
 
 
心理士の先生は流石!
 
 
教室の中を自由に動き回っている子達に対して、
 
 
ホワイトボードの磁石をカカカカカカーン!!
 
 
と鳴らすと、全員一斉に先生に注目!
 
 
そして、子供達が見たところで話し始める。
 
 
親たちに対して先生は、
 
「こんな注目のさせ方もあるよ」
 
と教えてくれました。
 
 
この時は正直、息子がまだ会話もままならない感じだったので、
 
 
「へーニコニコ
 
 
くらいにしか思わなかったけど、
 
 
言葉が通じるようになった今は、
 
 
注目させることの重要さに気づかせてくれてありがとう!
 
 
と思っています。
 
外で磁石をカンカンすることは出来ないので、私が取っている方法は、
 
 
「あっ!!!!!びっくり
 
 
と少し大きめの声で言うこと。
 
そうすると、何かあったのかと思ってこっちを見るので、見たところで指示を出す。
 
 
こっちに注目してくれていると指示が通りやすくて、見ていない時と全然違う。
 
 
この療育で体験していなかったら、まだ気づいていなかったかもチュー
 
 
 
そして、療育の授業?の始めは体操から。
 
親子で体操とテーマに沿った遊びをして、最後にイスに座る。
 
イスに座ったら、名前を呼ばれて返事をする。
 
そしてシールを貼って、次の子に渡す。
 
という流れ。
 
 
私が想像していた息子の姿は、親子教室の頃のまま。
 
教室をグルグル走り回って、先生の指示は聞けてなく、好き勝手に行動する。
 
親子教室を卒業してからまだ半年だし、そんなに変わらないよね(^^;)
 
 
なんて、思っていましたが、なんと!
 
 
 
 
イスを持ってきて座ることもできれば、イスを片付けることもできる。
 
 
そして、名前を呼ばれれば大きな声で返事をし、シールを指定の位置に貼って、残りのシールを隣の子に渡す。
 
 
 
 
全部出来た!びっくり
 
 
ビックリ!!
 
 
途中、走り回ることもなければ暴れたり、騒いだりすることもなく。
 
 
ここでもまた、あれ?
もしかして、発達障害じゃないかも?
 
と、期待してしまうのです笑い泣き
 
 
期待しては裏切られ、期待しては裏切られ、の繰り返しなのに。
懲りないなぁ。
(発達障害の子の親、あるあるじゃないでしょうか?私だけ?)
 
 
 
保育園に入ったことで、こんなに成長していたなんておねがい
集団生活の力って本当にすごい!
 
 
結局、療育が必要な子だったけど、ケースワーカーさんの言っていた「保育園に入れば伸びる」というのは本当だったなと実感しました。