今後、複数記事に分けて事業承継についてまとめた記載をアップしていきます。
今回は親族内事業承継のポイントのまとめです。
事業承継を考えるにあたり、人・物・金の3つがポイントとなります。
①人
まず一番大事なポイントである人についてです。
現在、1年間に約3万社の企業が廃業しておりその原因として後継者がいないため泣く泣く廃業を選択するケースもあります。
子供がいない、いても能力不足や税金面の負担が大きすぎて継げないケース、子供に他にやりたいことがあり継がないケースによく遭遇します。
この中でも税金面の負担が大きくなるケースについては事前の対策で税負担を下げる方法があるため、事前の準備が大切となります。
②物
ここにおける物とは具体的に自社株式を指します。
自社株式を承継する方法は主に贈与、相続、売買が
考えられます。
贈与、相続による承継の場合、税法による評価額により贈与税、相続税を計算するため事前の対策が非常に重要となります。
③金
こちらは事業承継に伴う税金対策が主となります。
上場株式であればわかりやすい時価がありますが非上場株式の評価の仕組みは複雑であり、会社の状況によって毎年評価額は変動します。
簡単に申し上げると、業績が良い会社ほど評価額が高く多額の税負担が生じます。
具体的な評価方法は別記事でまとめますが、評価方法を理解して可能な事前対策をほどこして上手に承継していくことが大切になります。
以上、今回は親族内事業承継のポイントについて解説しました。
これから継続的に事業承継についての記事をアップしていきますのでフォロー、いいねをしていただけると励みになります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。