靴下やコートなど外衣料の製造・販売を展開するナイガイ(8013)の黒字転換への期待が高まっている。
国内不況により贈呈用の靴下販売が低迷したことや、百貨店内での衣料販売低迷などで業績は03/1期営業損失を計上している同社であるが、不振売場からの撤退やブランドの統合を粛々と進めた結果、07/9期の経常損失は期初予想の6億円から4.2億円に増額修正しており、3Qでは経常利益ベースで黒字転換するなど、事業構造改革の効果が徐々に表れている。
07/1期の会社計画経常利益2億円の達成は困難な状況にあるが、足元でも不振事業の切り離しなど構造改革を進めており、08/1期には黒字浮上の期待が高まる。
同社現在の時価総額は94.7億円となっているが、これは3Q末時点で保有している現預金80億円とほぼ同水準となっており(上場株式などの投資有価証券を合わせれば142.7億円と現在の時価総額の1.5倍の金融資産を保有している)、同社の事業価値は全く評価されていない状況にある。
現在は60億円程度の欠損金を抱え財務基盤は脆弱であるが、事業構造改革の効果現出が予想される08/1期にかけて注目に値しよう…