ヨウ素生産のトップメーカー、4107伊勢化学工業に注目しています。
主力製品のヨウ素は、通関統計などから推測すると、価格が前年比10~15%上昇している可能性があります。
ヨウ素の価格上昇は販売価格へダイレクトに反映されますが、07年12期の会社計画には、ほとんど織り込んでいないようです。
今期の減価償却費はほぼ横ばいと見ていますので、会社計画の上ブレが期待できます。
ヨウ素は液晶パネルの偏光フィルム材料として使われており、
需要逼迫は続くでしょう。
液晶テレビの需要動向をみてみますと、
06年の液晶テレビの生産台数は4,600万台で前年比2倍強の伸びです。
テレビ全体に占める液晶の割合は11%から24%へ増加しましたが、
店頭価格の低下によって、液晶テレビの販売台数は、まだまだ増えるでしょう。
株価は、昨年9月以降、1000円から1200円のレンジで推移しており、3月19日の終値で1,210円とレンジの上限にあります。
06年12期の実績ではPER27.5倍とバリュエーション面で魅力は感じられませんが、
07年12期の会社予想ではPER17.6倍と割安で、株価は今期業績を織り込んでいないと考えます。
セットメーカーからの単価引下げ圧力が強く、液晶テレビの部材メーカーは、儲からないケースが多いですが、数量増加が見こまれるのは間違いありません。
液晶の構成部材としてはマイナーですが、単価下落にさらされない・・・伊勢化学は狙い目ではないでしょうか?