私は、SRS(性別適合手術)を受けたMtF(♂→♀)なので、
すでに生殖能力がありません。
が、実はちょっとだけ(?)あったりします。(*°-°)
妊孕(にんよう)性温存療法と言って、
がん治療などで生殖能力が失われる前に、
防いだり保存したりする医療手段があるのだけど、
それをやってるんですよね!
分かりやすく言うと、精子の凍結保存です。
体外受精で、産んでくれる女性の方が居れば、
子供を望むことができます。
てワケで、
決して自分で産めるようになるワケじゃないのが悲しいところ。
いつか、子宮や卵巣まで再現できるようになると良いなぁ。
医療技術の発展が待たれるところです。(*°-°)
お母さんになりたいですねー!
<余談その1>
精子を保存することになったのは、親の勧めです。
カミングアウトした時に、治療を進める条件として出されたんですよね。
ところが当時は全然メジャーじゃなかったので、
凍結保存をしてくれる医療機関を探すのは大変でした…。(*ーωー)
岡山大学病院で尋ねても「知らない」て言われましたしね!
<余談その2>
精子の採取法は、
「自宅で自分で容器に入れて、(冷めないようにして)持ってきて下さい」
でした。
これがMtF(♂→♀)的には、けっこうな精神的苦痛でしたね!
と言うのも、男性の象徴を使って、男性のエキスを出し、
それを他人に見せなきゃいけないので…。
否応なく、自分の体は男性だと直視することになって、
苦しかった記憶があります。