昨日の記事で、
エピテーゼという用語が出てきたので、

エピテーゼとその関連用語の比較・解説を、
したいと思います。


●エピテーゼ

病気や怪我・生まれつきなどが原因で、

見た目が損なわれたり、
体の一部がなくなったりして、
ハンディキャップを負うことがありますよね。

そんな時に、体に取り付けて、
その不都合を補ったり和らげたりする、

"体の表面に取り付ける"医療用の人工物です。

見た目の再建を目的にしていて、

パッと見では、
体に不都合があるとは分からないものが多いです。


トランス向けのエピテーゼには、

男性化向け:男性器
女性化向け:女性器・胸

などがあるようです。

医療用シリコンを使っていて、
すごく高額です。


●ディ ルド

男性器の形をしたアダルトグッズです。

一般的には、えっちの補助具として使いますが、

FtM(♀→♂)さんが、
自分の男性器として着用することができます。

ただし、見た目が明らかに人工物なので、
エピテーゼのように、
裸を男性のように見せることはできません。

パンツ(ズボン)の下に着用して、
股間のふくらみを作ったり、
えっちの時に男性器として使ったりして、
使用します。

わりとお手ごろなお値段なので、

男性器のエピテーゼより、
こちらを使っているFtM(♀→♂)さんは、
多いと思います。


●プロテーゼ

エピテーゼが、
体の表面に取り付けるものなのに対し、

プロテーゼは、
"体の中に埋め込む"医療用の人工物です。

例えば、
人工骨や人工臓器、義眼、入れ歯などが、
プロテーゼですが、

鼻を高くする手術のシリコン樹脂や、
豊胸手術のシリコンバッグなども、
プロテーゼです。

また、
膣(ち つ)欠損症の方が、
造膣(ち つ)手術を受けた後、

膣(ち つ)が狭窄(きょうさく)しないように、
中に入れておく器具も、プロテーゼと呼びます。

プロテーゼは、
トランスには直接関係ないんですが、

前述のエピテーゼや後述のダイレーターと、
比較するために紹介しました。


●ダイレーター

MtF(♂→♀)の方が、
性別適合手術(SRS)を受けた後、

膣(ち つ)が狭窄(きょうさく)しないように、
中に入れておく器具を、ダイレーターと呼びます。

ダイレーターとは、拡張器具という意味で、

段階的に太いダイレーターを使うことで、
膣(ち つ)を拡張します。

ダイレーターと、
前述の膣(ち つ)欠損症のプロテーゼとは、

用途がちがうだけで、ほぼ同じものです。

膣(ち つ)欠損症のプロテーゼは、
中に入れっぱなしで使うことが多いので、
やわらかいものばかりなのに対し、

ダイレーターは、
入れっぱなしにはしないので、

やわらかいものだけじゃなく、
アクリルやガラス・ロウなどの、
硬い素材のものもあります。