セイジSRS付き添い日記の続きです。

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***

2011.3.21(月)

朝5時半に、いつものように、
看護婦さんの物音で目が覚めて。

「あ、寝ちゃってた…!」と気付く、私。

あわててせーちゃんの方を見ると、
起きてるっぽいです。

幸「おはよ。」
セイジ「おはよ。」

幸「どう?痛む?」
セイジ「うん。」

幸「寝れた?」
セイジ「全然。」

幸「そっか…。」

やっぱ、痛くて一睡もできなかったかー。

幸「お腹の注射は、した?」
セイジ「したよー、めっちゃ痛かった。」

幸「どう?少しは楽になった?」
セイジ「全然。」

幸「そっかぁ。」

やっぱり、やみくもに薬を使っても、
ダメなんだよね。


とりあえず、昨日痛み止めを飲んでから、
6時間以上経ってるので、

もう痛み止めをもらえるハズ!

幸「痛み止め、もらってこようか?」
セイジ「うん、お願い。」

幸「行ってくる!」

ナースセンターで痛み止めをもらって、
すぐせーちゃんに飲ませて。

痛みの原因になってる下痢止めは、
もうそろそろ排出されるハズだけど。

それを、ただ待つんじゃなく、
何かできないか…?

とりあえず、注射じゃなく、
ちゃんとした処置をしないと!

***

というワケで、早朝だけど、
ミドリさん(通訳)に電話です。

幸「おはようございます。
 朝早く、すみません。」
ミドリ「おはようございます。
 具合はどうですか?」

幸「注射は、全然効きませんでした。
 本人は、痛みで一睡もしてません。」
ミドリ「そうですかー。」

幸「看護婦さんは信用できないので、
 アムナート先生に、
 直接言ってもらえませんか?

 『下痢止めの薬で苦しんでるんですけど、
 どうしたら良いですか?』って。」

ミドリ「んー、それでは、歩いてください。」
幸「"歩く"んですか?
 すごく痛がってるんですよ?」

ミドリ「歩かないと、腸が動かないんです。
 腸が動かないと、お腹が張って痛いんですよ。」
幸「…。」

ミドリ「大丈夫です、私を信用してください。」
幸「昨日、ミドリさんを信用して、注射しました。
 でも、効きませんでしたよ。」

ミドリ「大丈夫です、今度は信用してください。」

幸「いいんですね?信じますよ?
 信じていいんですよね?


痛がってるせーちゃんに、
「歩け」と告げるのは、すごく酷だけど。

"歩く"のは良いことです。

今の場合、
変な薬や注射に頼るより、よっぽど良いし。

ただ、歩けるのか?
歩いて、さらに悪化しないか?

そのリスクがとても怖い!

幸「『歩いて欲しい』らしいけど、
 どうする?(・ω・;)」
セイジ「ん…、歩く…。

幸「大丈夫?」
セイジ「…やってみる。」

***

痛み止めが効いてるハズだし、
今なら、少しは楽になってるハズ。

せーちゃんの希望で、
廊下を歩いてみます。

幸「(せーちゃんの手を支えて)
 ゆっくりで良いからね、ゆっくりで。」
セイジ「うん。」

お年寄り赤ちゃんが歩くように、よたよたと、
1歩1歩、踏みしめて歩くせーちゃん。

握られてない方の手は、痛むのか、
お腹に当てられています。

セイジ「ナオちゃんの病室まで行く。」
幸「え、あそこはすごい遠いよ?」

幸「…んじゃ、行けたらで。
 無理せず、キツかったら帰ろ?」
セイジ「うん、そうする。」

ナースセンターの前を通過して、
角を曲がって。

幸「大丈夫?」
セイジ「ん…、ちょっとツラいかな。」

幸「帰る?」
セイジ「うん、帰る。」


なんとか病室までたどり着いて、
お腹をかばいつつ、ベッドに横たわります。

すると、歩いた甲斐があって、
「ぐにゅにゅ」と腸が動く音が!

幸「おー!」

セイジ「ちょっとトイレ行ってくる。」
幸「うん!ふぁいと!」

…ジャー!

セイジ「出たよー。(ノ∀`)」
幸「おー!良かったねー!」

幸「どう?少しは楽になった?」
セイジ「うん、かなり楽になったかな。」

幸「そっか!いいね、いいね!
 休んだら、また歩こうか!」
セイジ「んだね。
 でも、ちょっと休ませて。」

幸「うんうん!お疲れ様!よくガンバったね!」

(続く)