涙腺・唾液腺・乳腺など、体から分泌液を出すところは、
◯◯腺と呼ばれていますね。
漢字も月(にくづき)に泉で、
いかにも体から液体が湧き出て来そうな感じです。
男性器・女性器にも◯◯腺はあって、それぞれに相違点・類似点があり、
またSRS(性別適合手術)後のMtF(♂→♀)の女性器にも、
◯◯腺がうまく残されて機能しているみたいです。(※1)
※1…病院の手術のやり方にも寄ります
というワケで今回は、その辺りを整理・解説していきたいと思います。
1.男性器
a)カウパー腺
睾丸の上辺りの尿道の左右にあって、体が感じてくるとカウパー腺液を分泌し、男性器を潤します。
いわゆるガマン汁です。
アルカリ性で、酸性の"ちつ"内を中和します。
b)前立腺
尿道の根本辺りにあって、前立腺液を分泌し、射精時にピュッと出る勢いを作ります。
2.女性器
a)バルトリン腺
"ちつ"口の下部の左右にあって、体が感じてくるとバルトリン腺液を分泌し、"ちつ"分泌液と共に女性器を潤します。
いわゆる愛液(ちつ分泌液と合わせて)です。
アルカリ性で、酸性の"ちつ"内を中和します。
b1)スキーン腺
尿道口の左右にあって、スキーン腺液を分泌し、女性の射精をします。
b2)Gスポット
"ちつ"入り口から数cm奥の上、尿道のまわりにあって、性感帯の1つです。
◯◯腺ではないですが、スキーン腺の一部(むしろスキーン腺がGスポットの一部)と思われるので、便宜上出します。
説明を見ると分かると思いますが、
カウパー腺(♂)=バルトリン腺(♀)
前立腺(♂)=スキーン腺(♀)+Gスポット(♀)
です。
カウパー腺もバルトリン腺も、性器を潤し"ちつ"内を中和する役割を持ち、
前立腺も"スキーン腺+Gスポット"も、性感帯&射精を作ります。
位置的には、
カウパー腺は袋(お尻側)の内部、
バルトリン腺はひだ(お尻側)の内側と、
似た位置。
前立腺も"スキーン腺+Gスポット"も、膀胱の近くと似た位置です。
ただし、男性と女性で尿道のルートが違うので、場所自体は大きく違いますけどね。
さて、これらの男女の性器の仕組みを踏まえて、
手術済みのMtF(♂→♀)の女性器がどうなっているかのお話です。
3.MtF(♂→♀)の女性器
a)バルトリン腺(カウパー腺の名残り)
位置は不明ですが、女性のように外部にはなく、体内で尿道につながっています。
体が感じてくると尿道口を通じてバルトリン腺液(カウパー腺液)を分泌し、"ちつ"口を上から潤します。
「女性のバルトリン腺液は"ちつ"口を下から潤す」ところ、そして何より「MtF(♂→♀)は"ちつ"分泌液がない(※2)ので十分には潤わない」ところが、普通の女性と違います。
※2…反転法の手術の場合
b)スキーン腺+Gスポット(前立腺の名残り)
Gスポットの辺りにあると思われます。
女性のように外部にはなく、体内で尿道につながっています。
性感帯として働き、女性の射精をすると思われます。
(イッた時に少量、何かが出ます)
こんな感じに、MtF(♂→♀)の女性器は、
女性とまるきり同じではないですが、
それでもある程度、性行為では似たような働きをしますね!
最大の違いが愛液なので、これをローション・潤滑ゼリーで補ってあげれば、
かなり同じようになると思います。
<注意>
MtF(♂→♀)の女性器については、予想で補完している部分があります。
また日進月歩で進歩している技術なので、病院・執刀医・術式・受けた時期なとで個人差があります。
例えば、(私とは別の病院ですが)◯◯腺の出口が塞がって、分泌液が体内に溜まる事例を聞いたことがあります。
<余談>
口の中で食べ物の消化を助ける唾液。
その唾液を出す唾液腺ですが、
人によってはピピピッと口の外まで唾液を飛ばすんですよー。
私も、ごくたまにですが、なります。
量は少ないんですが、貝が潮を吹くみたいに、そこそこ勢いはありますね。
◯◯腺って、小さくて目立たないけど、地味に存在感はありますね!
