英語にお詳しく

欧米の文化にも精通した方なら


table coordinate 


なんて英語は無いと

ご存知だと思います。



はい。


これは日本人お得意の

和製英語



英語で

食卓上の配膳や装飾等を意味する言葉は

table setting(テーブルセッティング)

と言います。



外国にも

ハロウィンやクリスマスなど

行事に合わせた装飾や

行事食は存在しますが


日本のように

四季折々の景色や感覚に敏感で

季節に合わせて器を変えるような文化は

存在しないようです。



私も大好きで観ていた

イギリスのドラマ

ダウントン・アビー


丁度

テーブルコーディネートを

学び始めた頃でしたので

食事のシーンはスロー再生しながら

観ていました。



行事や季節に合わせて

センターピースを変えたりはするようですが

ホテルのように

基本的に食器はいつも同じでした。



洋食器は

フルコース分を

シリーズで揃えることが基本で

ステイタス

庶民にはとても無理不安


貴族ともなれば

紋章入りの

オリジナルのものを揃えたのでしょうね。



逆に和食器は

シリーズ使いは野暮とされています。


和食器には

いろいろな形、素材、用途のものがあり、

しかも季節ごとに

文様や素材も変える必要があります。



うぇーガーン

季節に合わせて

たくさん食器を持つ必要があるなら

お金も掛かるし

和食器は

ミニマルライフには不向きなんじゃない



と思ったあなたキメてる




和食器だけでなく日本文化全般には

見立て

という独自の解釈をして楽しむ

粋な遊び心があるのです!!



例えば

雪や氷の文様は

冬にしか使えないわけではなく

暑い夏に涼を感じるために

あえて選択することもあります。






ルールに則って

器を配置する(セッティング)だけではなく


四季折々

窓外の景色や気候

はたまた情感までを

料理や器と調和(コーディネート)させる

のが日本の食文化


だから

テーブルコーディネート

なのです。




和製英語、だっせー

と決めつけずに


日本人のDNAに組み込まれた

美意識

大切にしましょうニコニコ




見立てを覚えれば器の用途が何倍にも広がります





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