我が家ではニュースと気象情報は夜 7時前後のものをほぼ毎日見ている。

特に気象情報はキャスターにもよるが気象に関する知識や暦などの言葉についての解説があるのでちょっとした雑学を勉強しているような気分で楽しい。

 

さて、昨日(2023年9月20日)の 18時50分ごろからの気象情報では気象予報士の船木さんが解説していたが、下のような画像が使われていた。

あれっと思った。違和感がある。みなさんはいかがだろうか。雲に隠れて見えづらいが、やけに日本列島が大陸に近づいて見える。朝鮮半島、遼東半島、山東半島が幾分大きいような気がする。大連とか平壌とか普通の地図で見ると秋田市ぐらいの緯度だが、この地図では津軽海峡から函館ぐらいであろうか。

グーグルマップでは次のようであった。

こんなのもある。

で、だから何だというわけだし、そもそも球体である地球を平面で表そうとした場合、どうしたって歪みが出る。なので許容範囲では?ともいえるかもしれない。図法によっては特徴が強くでてしまう場合もあるだろう。おそらく円錐状に表面を描いた正績図法だろうから中心をどこにおくかで形が結構変わる。いずれの地図も緯度線が書いていないので方角に関する単純な比較はできないが、見た目での面積比較では違いがありそうだ。

 

時々この時間帯の日本周辺の地図がおかしなものが使われているような気がする。今回はたまたま録画してあったので確認が出来たが、流してしまうと「あれ変だな?!」で終わってしまう。

いずれにしても一般的に表示されている地図と印象が変わってしまうものを使うのはどうかと思うし、そもそもこれで雲の流れなどを示すにはそれなりの精度があるものを使ってほしいものだ。

NHK の制作スタッフが選んだのか、船木さんが選んだのか分からないが、それにしても何かの意図があったのかな?

 

まあ暇だとこんな余計なことに気が付いてしまう。

 

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