どこぞの自治体の選挙で、投票用紙に「まんじゅうや」などと書いてあったのがあって、これが有効かどうかの裁判が行われたそうな。
「まんじゅうや」が当人を特定する記載かどうかが争点だったようだが、なかなか笑える。どちらかというと「書いたヤツ出てこい!」的な話題だ。どういうつもりだったのかじっくり聴いてみたいところだ。
他にも二人のライバル候補の姓名の語感が似ていたとかで、クロスオーバーしたやつ(混ざっちゃったやつ)があったようだ。「まんじゅうや」はともかく、選挙の度になんどとなく起きる有効票・無効票の騒ぎ、なんとかならないものかと思う。
候補者側もそれなりに工夫していて、書くのが難しい字の候補者はあえて「ひらがな」にするなどしている。個人的には「ちゃんと本名でやれよ」といいたいところだが、タイガーマスクなどというのもアリ、という我が国は平和で寛容だなあ、と思う。
さて、対策としてタッチパネルやタブレットなどによる電子投票が時折話題になっている。
これならば確実に選べるし、集計も楽だ。
機器の取りそろえや、投票所での間違いのない投票(操作)が課題となっているようだが、メリットは大きいと思う。
それを扱った報道では、障害者や高齢者に対する配慮の難しさを紹介していたが……今より何か面倒になるのかな?そういう人たちには個別に、今と同じことをやれば良いだけのことだと思うのだが。
とはいえ、機器の取りそろえのコストや、電子投票への忌避感はしばらく問題として残るだろう。一気に変えるのは難しいから、少しずつならしていくしかない。
そこで提案したいのが、候補者に背番号をつけて、その番号を投票用紙に書いてもらうという暫定案だ。背番号とは大袈裟だが、候補者に届け出順でも、五十音順でも、あるいは選管が当選させたい順(失礼、冗談です)に番号をふっておく。
それを投票ブースに示しておいて、有権者には番号だけを書いてもらうという方法だ。これなら集計は OCR で簡単にいけるし、番号の書き間違えが起きる可能性はほとんどない。再集計作業(数え直し)も圧倒的に楽であろう。
気になったのでこの案を AI に訊いてみたところ、「日本では名前をきちんと書いて投票する文化があって、番号を書くのは抵抗があるかもしれない」という返事だった。ふ〜ん、なるほど。しかしタブレットで名前の書いてある欄を押すことには抵抗がないというのなら、番号記入と本質的に変わらないのではないか。ならばタブレットで名前を押すのはいいんかい!とツッコんだら、白旗を上げていた。
そんな精神論を云っていたら、今の不便な仕組みのまましかありえないということだ。そして問題が起きる度に選管や裁判所が苦労し、当選者が確定せず、市民生活に影響が出るのである。
だいたい、今だって由緒ある名字と親が付けてくれた大事な名前を「ちゃんと書いてもらえない可能性があるから」「当選できないかもしれないから」などという俗物的な理由でひらがなにするなど、プライドはないんかい!とさらにツッコんでみる。
まあ、実際には議員や候補者たちはもめごとを嫌うわけで、より効率的に確実に投票できる方法があるなら、そちらでも構わないというのが今の本音だと思う。
AIに再度訊いてみたところ、今度は「比例区の候補者が多い場合は、番号もかなりたくさんになる」という指摘をしてきた。これだって「今もそうだろ?」である。政党名を書かず、個人名に投票したい場合は、どっちみち投票所にある長いリストを眺めて正しい姓名を確認しないといけないわけで、何にも変わらない、と思う。
番号による投票は、電子投票への移行時期のステップとして割と有効なように思うが、諸兄はどう思われますか?