小池都知事がしばらく休養に入ったようだ。まああれだけ「ステイ ホーム!」を叫んでも人の流れは止まらず、他県へも迷惑を掛けたばかりでなく、折角減少してきた陽性確認者率もまた上がりだした。オリンピックは目の前だし、というところで最近の会見でも目に光はなく、言葉に力はなかったので限界だったかな~、と思うのです。政治家は利害の調整者であって専門家ではないので、具体策は専門家に提案してもらうしかなく、それも利害関係で思うように実行できない、お願いしてもいうことを聞いてくれないでは辛いですよね~。しっかり休んでキレのいい発言を期待したいところです。そういえばさすがのたたき上げ菅総理もちょっと表情に力がないですね。心配です。

 

ではまず最近の陽性率の傾向の確認から。

 

細かく見て行くと分かるが、一旦は 4% を切りそうになっていたのが、また上昇傾向になりつつある。尾見会長が言われるように第四波の兆候が現れているように見える。

一方でワクチン接種もここへ来て、職場、集団接種会場などがどんどん手を挙げて、一日平均 100万人を越える勢いで進んでいる。高齢者向けは予約などでゴタゴタしたが、職場や団体などによるワクチン接種はそれなりに人の流れを作ったり、従業員、団員にある程度指示が効くので結構順調に準備と摂取が進んでいるようだ。このあたりは災害訓練などのノウハウが生きているのかも知れない。

 

さて、ワクチン接種の効果はというと、高齢者向けのワクチン接種状況を見てみよう。

だいたい 5月中旬から 1回目接種が始まって現在は 2回目接種が行われているところだ。これで何パーセントカバーしているのかは分からないが、まあそこそこ進んでいると見て良いだろう。医療従事者、介護施設従事者への接種も順調に進んでいるようである。

なので時系列的に年代別の状況を見ると、

3月頃は現役世代が我慢してかなり発生率を抑えていたのに対して、高齢者の施設での感染が増えていた。これを 4月の初め頃までに何とか改善したのか高齢者の感染率が下がり、ワクチン接種が始まってからは減少しているように見える。

 

絶対値で見ると、4月中旬がこれで、

昨日はこうなっている。

60代以上が半数以下になっている。ワクチン接種の効果はすぐに現れるものではないといわれているが、第一回目だけでも多少はありそうな感じに見える。なので最近リバウンドし掛かっている原因を作っているのは街に繰り出している現役世代の行動といわれても仕方がないような気がする。あとちょっと我慢してくれればなあ~っていう感じだ。ワクチン接種の進み具合に期待したい。

 

現役世代は第三波の時はこんなに我慢してくれていたのだが、さすがに期変わりとゴールデンウィークで押さえが利かなくなったか。

実際に昨日の街頭インタビューでも「もうどうでも良くなった」などという答えていた人もいたし、最近人出が増え、電車も混んでいるようだ。

 

いよいよオリンピックに突入するわけだが、そりゃやるよりやらない方が感染症に対するリスクは下がる。人の動きを止めてワクチン接種が終了するまで経済活動を縮小すれば良いに越したことはない。しかし実際には自粛要請に対する各自の行動制限も限界があるし、ワクチン接種が行き渡ったころには立ち直れないぐらい酷い経済状況になっている恐れもあるので、その辺りの落としどころを考えるのが政治家だし、それに適切な助言と選択肢を明示するのが専門家の役割だろう。私見ではどちらもギリギリのところで良くやっているのではないかと思っている。

ただ止めて欲しいのは中途半端な対応(他国からの選手団や観光客の入国の制限など)である。何に慮っているのか知らないが。

もう一つ最新の変異株に対して現行のワクチンは効果がなさそうなことをイギリスの実情が示しているようだが、本当のところはどうなんだろうか。

 

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