本日、4都府県の緊急事態宣言を5月末まで延長、12日から愛知・福岡両県にも発令ということになった。

重症患者に対する病床の逼迫が主な理由だろう。

 

まずは全国と東京都の状況を比べてみる。

一旦、関西 6府県で解除された後、関東 1都3県で解除されたわけだが、東京都だけ見るとそこそこ増加に耐えているのに対して、全国レベルでは第 3波並に増加傾向である。ということは、ご承知のようにやらかしている都道府県があるといわけだ。

 

それが昨今病床の逼迫で SOS 状態になっている大阪府ということのようだ。

ただ、このグラフ縦軸を合わせていないのでちょっと印象操作な感じもする。人口10万人あたりで考えると妥当なのかも知れない。

これだけ見ると、「6府県で解除」したときに大阪府では何が起きたのか非常に気になる。一般的にいわれている潜伏期間よりも遅れて上昇が始まっている。

 

私が探した範囲では、年齢別、感染経路別などのデータが東京と比べて整っていないので、想像が付かないのである。

東京都に関しては、年明け頃は 80代以上での施設での感染が足を引っ張っているところまでは確認できていて、それらが改善してきたころに年度替わりがあって、現役世代がちょっと暴れ出した、というところまでは想像が付いているが、大阪府はそういったデータ分析が出来るようなものがないので、理由が分からない。変異株とか若者が重篤化するとかいう言葉は先行しているが、整理されたデータがないので、どんな対策が効果的なのか見えないのだ。

 

東京都に関していえば、年度替わりのイベントで感染拡大の原因になっていることが想像付いているので、後はゴールデンウィーク中の人の動き如何である水準に落ち着くかどうか予想が立ちそうだが、大阪府はそういったデータがない。もう少しデータ収集に頑張って欲しかった。

少なくとも感染者の年齢別データぐらいは公表しろよ、といいたい。

 

ちなみに最新の東京都データは以下の通りであるから、現役世代の行動次第というのが分かるかと思う。

ゴールデンウィーク中の行動の結果が顕在化してくるのが、5月16日の週辺りだろう。東京都知事も都県境をシャットアウトして、人の出入りをなくしたかったに違いない。

東海道新幹線も京都止まりとか(笑)。

ワクチン接種もなんか混乱しているようだし...。

 

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