書き込みが一日遅れになってしまったが、昨日はご存知ラグビーの予選リーグの最終日で、スコットランド戦だった。
数日前からの台風予報で開催が危ぶまれていたが、会場付近の台風の影響のピークは一昨日だったので会場関係者の努力により開催できたようだ。
ラグビーに関しては自分はニワカの上といった程度だが、正月ラグビーなどは昔はよく見ていたのでルールや点数については一応分かっているつもり。

で、試合の方だが結果は日本の勝利。しかしスコットランドは本当に強かった。
予選リーグはロシア戦はちょっとだけ、アイルランド戦は後半、サモア戦はほとんど見、ついでアイルランド-サモア戦も全部見ている。それらとの比較して、スコットランドは一枚上手感がした。
例えば日本ボールでスクラムからスタートしたとしても、ボールが回ったその時にはスコットランド選手がタックルに来ている、といった出足の速さだった。そのスピードに押し込まれて最初のトライを奪われた感がある。
もっともそこで日本側も何か修正したようで、その素速いタックルがあまり効果が出ないようなボールの回し方をしたのか、ボールを受けるときには十分加速した状態で受け取るようにしてタックルを振り切るようにしたのかなどの対策により、押し込まれることなく試合を進められるようになっていたように思える。スクラムも負けてなかったし。
三トライ目が非常にかっこよかったと思うのはミーハーかな。二トライ目のアイコンタクト~パスの連続技トライの方がマニアはシステマチックで格が高いというかもしない。
スコットランドのトライもディフェンスラインの一瞬の隙を突いたようなトライがあり、さすがと思わせるものがあった。
総じて非常に良い試合だった。
スコットランドのプレイはいわゆるクリーンだと思う。前半にビデオ判定になったラフプレイに見えるハイタックルらしきものがあったが、見ての通り、タックルに行ったら相手がしゃがんでしまったので止まらなかったということだと思う。判定もおとがめなしであった。
どちらもオフサイドがなかったというのも賞賛に値するのではないかと思う。モールやラックで相手の足許にボールがあって、相手陣から戻ろうとしている自分の目の前にそれがあったら、つい手が出てしまうところを我慢して自陣サイドに戻っていた。もちろんルール上当たり前なのだが、他の試合では結構そういうオフサイドが発生しているところを見ると、両チームともそういった訓練は行き届いているようだ。そういうレベルのミスはスコットランドがスローフォワードをやったぐらいだったと思う。

ラグビーは防具なしでプレイするにも関わらずタックルのような行為が認められている結構危険な球技である。従ってルールは厳格に適用されペナルティは重い。どんなにエキサイトな展開になっても冷静さを失ってはいけないのだ。
ということで勝った日本チームはもちろんスコットランドチームも称えたいと思うのである。

が、場外ではルール変更を容認せよ、というような発言があって...。
実は私もだいぶカチンときていたが、選手には関係ない話だしナイスゲームだったし、その場外発言は世界中のネットでネタにされているのでここでは触れないことにする。

 

 
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