今日は大雪とのことだが、赤穂浪士討ち入りの前座にしてはインパクトのあるニュースが次から次へと...。

最初は昨日の明るい話。

「羽生棋聖、渡辺竜王を破り竜王のタイトル獲得。永世 7 冠!」

うれしいですね。前回 3 連勝と追い込んでおきながら 4 連敗してタイトル奪取ならずという将棋界初記録という不名誉な結果を作ってしまいましたが、今回は 4 - 1 でタイトル獲得、永世竜王の獲得規定を満たして初の永世 7 冠。万年ヘボ将棋の私がいうのもなんですが、おめでとうございます。
第 4 局の終盤△ 8 八金はおお!、という感じでした。飛車が追っ払われるにせよ、この金が取られなければ挟撃の形になるのでなるほど指し得の妙手です。
時代こそ違うので一概には云えませんが、希代の勝負師大山十五世名人と甲乙つけがたい実績だと思います。もちろん記録の上では上回っているのですが、大山十五世名人は中原十六世名人に敗れたのが 48歳で、その後名人こそ取り戻せなかったとはいえ以降もタイトルを何度もとり、亡くなる直前まで A 級にいたのですから、羽生永世 7 冠もまだこれからももっと実績を上げて欲しいです。確かに強敵は多いし、対局数は多いので大変だとは思いますが。


「トランプ米大統領、中東のエルサレムをイスラエルの首都と認定へ」

色々大人の事情があるかも知れませんが、一言「今じゃないでしょ!」
混乱が始まりそうで怖いです。


「NHK受信料制度「合憲」 最高裁が初判断 契約成立には個別裁判必要 自動成立主張退ける」

別にアンチ NHK ではないし、ニュースと天気予報と時々ドラマは見ているので受信料は払っているわけだが、色々思うところはないわけではない。
受信契約で色々トラブルがあるのは時々耳にするし、放送の内容もどうかと思うことも多いのでアンチが出てくるのも分かる気がする。
で、詳しい判決文は見ていないが字面だけ見ると現在の放送法は「合憲」ということだろう。受信器があるなら契約をさせるために裁判を起こせる、ということである。
テレビ受信器はある一定の数量はあるわけだから、NHK にとっては収入は担保されたことになる。しかもまず下がることもない。
これは放送事業体として正しいあり方なのか、ここがよく分からない。事業リスクが全くないのである。いいかげんな番組を作っても事業収入には影響がない。
民放なら人気のない番組は視聴率で数値化され、スポンサーにそっぽ向かれるのでどうしても人気取り、スポンサーのご機嫌取りになってしまうという実情があるので、独立性の高い事業体が必要ということだが、これを良しとしていいのか。番組作成に関して全くリスクのない放送事業者は本当に良質の、公正な放送が出来るのか、という懸念があるのではないか、と思う。NHK の年度予算自体は国会で審議はされるので民意は反映されるという見方もあるかも知れないが、そもそも議員自体がメディア関係を敵に回したくない、という背景があると正しい審議が出来るのか疑問である。
だいたい視聴者にとって選択肢がないという実情を改善すべきだろう。民放だけ見たいのに NHK の映らないテレビは売られていない。オールオアナッシングというのはこの時代おかしいだろう。
さらにデジタル配信なのだから折角付いている BCAS を使って契約したらスクランブル解除すればいいのであって、それが視聴者が選べないというのはそれこそ個人の自由という憲法違反ではないかと思う。
切り取った場面なので即断は避けるが、野田総務大臣が「受信料の意義について NHK は丁寧に説明すべき」という趣旨でインタビューに答えていた。ではなくてですね、「NHK は今まで以上に公平公正、良質な番組を作成すべき」と云って欲しかった。
もっとも「公平公正」「良質」という基準もはっきりしないので、それらについて視聴者はフィードバックする権利があると思うがどうか。
何となく報じられた断片的な判決文を見ていると、NHK の存在を維持するために受信料制度は合理的、という風に見える。
今後なし崩し的に「4K テレビ受信料」とかいってそれが受信出来るテレビしか売っていない状態でさらに追加料金が発生したりしそうで怖い。ネット配信にも受信料をなどと云っているが、それこそ勝手にネットにデータを流しておいてインターネットにつながっている人は配信料を払え、などというのは無理筋である。
個人的には地上波デジタル放送は止む無しとして、BS 以上はスクランブルを掛けて契約者のみが負担、視聴可能にするあたりが落としどころだとは思っている。


「平昌五輪、ロシア選手団の参加禁止…個人資格には道」

これも結構インパクトが大きい。もちろんドーピングの組織的な隠蔽がはっきりしたと云うことでロシア五輪委員会を擁護する気はない。
ただでさえ最近もめごとが収まる気配のない国際情勢でいやな話である。だからといって許してはいけないのだが。


「ガッテン(NHK 本日の放送から)」


ちょい見していたら耳の聞こえ方の話。年をとると高音が聞こえなくなるというのはよく聞くし、自分もそうだがそれが耳の外に近い方の「毛(神経が飛び出したようなものだろう)」がだんだん壊れて売るからだとのこと。で、若い人でも普段から大音量でイヤフォンなどをしていると劣化が早いらしい。外ではヘッドフォンしたまま、通勤通学など乗り物に乗ったり歩いたりしている人が多いが大丈夫なのかな。
自分も昔はやっていたが今はやめている。耳へのストレスもそうだが、回りへの注意が散漫になるので怖いからだ。

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