下図はディジタル技術検定 2 級制御部門第 52 回の (7) である。

どこかでみたことがあると思ったら、逆の機能ではあるが以下のところで既出だった。
ディジタル技術検定試験3級の問題と解説(論理ゲート)
http://blogs.yahoo.co.jp/susanoo2001_hero/13269755.html
3 級の問題はセレクト信号で入力信号をどこかに振り分けるという問題だったが、今度はセレクト信号でどこの入力を出力に反映させるかという問題である。
3 入力の AND ゲートで入力の有効無効を切り分けているので、S0 = 0, S1 = 1 の時に AND ゲートのところで 'High' になっているところを選ぶ。ここでは(3)X2 が正解となる。機能としては(1)マルチプレクサである。
下図はディジタル技術検定 2 級制御部門第 52 回の (8) である。

ぱっと見わかりにくい問題だった。数値や A, B, C, D, E, F は 16 進数である、と分かるが、選択肢の方が 16 進数であることが一瞬確証が持てず混乱しそうだった。数値の頭に 0x か末尾に h を付けて欲しいものだ。
さて、(16)は A + X = 2A ということで(4)20 を選ぶ。(17)は B x Y = B0 ということで素直に(2)10 を選ぶ。が、一瞬 16(= 10h)を選びそうになった。(18)は C x 10 + Z = F0 ということだが、C x 10 = C0 となって、F0 との差分ということで、(5)30 を選ぶ。
下図はディジタル技術検定 2 級制御部門第 52 回の (9) である。

あっさりとした機能の伝達関数を選ぶというものである。意表を突かれた人も多いかも知れない。まず、f(t) が f(t-L) になるというのはどういうことかというと、f(t) という関数=波形が時間軸正方向に L だけずれるというものである。一般数学で使う x -y 平面で関数 f(x) が x 軸正方向にずれる=右にずれると同じことだから、波形も右にずれる=遅れる、ということである。
なので(イ)の方が簡単に答えることが出来て(2)遅延要素となる。
では、伝達関数はというとこれはラプラス変換を知っていないと分からない。(5)e^(-Ls) が正解だが、消去法で解くなら(1)は「(半)積分要素」であることは分かるだろう。LPF でやたら出てくる形である。(2)は半積分要素に係数 L が掛かったもの。(3)は「微分要素」が反転して係数 L が掛かったもの。(4)は「遅延要素(遅れ時間は 1 sec)」だが、L が振幅としての係数となっているので、そこに気が付けば除外できる。
下図はディジタル技術検定 2 級制御部門第 52 回の (10) である。

全文を書く。
「(1)ボード線図は横軸に角周波数をとり、縦軸に(5)一巡周波数伝達関数の(6)絶対値と偏角をとって、フィードバックシステムの特性を表したものである」
慣例的に使われているのでかみつく気はないが、厳密には ×ボード線図、○ボーデ線図だろう。ドイツ系アメリカ人なので発音はそうなる。もっとも外国人、外国語のカタカナ表記はルールが曖昧なので仕方がない。柔軟に対応するしかないようだ。
引っかかりそうなのが(5)一巡周波数伝達関数だろう。(4)閉ループ伝達関数との比較で困るが、ボーデ線図自体はどちらにも使うし、どちらでもフィードバックシステムの特性を表している。(5)一巡周波数伝達関数はフィードバックシステムを組む前に安定かどうかを調べておくもので、(4)閉ループ伝達関数は組んだ結果の特性を表す。微妙だが(5)ということである。
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ディジタル技術検定試験3級の問題と解説(論理ゲート)
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3 級の問題はセレクト信号で入力信号をどこかに振り分けるという問題だったが、今度はセレクト信号でどこの入力を出力に反映させるかという問題である。
3 入力の AND ゲートで入力の有効無効を切り分けているので、S0 = 0, S1 = 1 の時に AND ゲートのところで 'High' になっているところを選ぶ。ここでは(3)X2 が正解となる。機能としては(1)マルチプレクサである。
下図はディジタル技術検定 2 級制御部門第 52 回の (8) である。

ぱっと見わかりにくい問題だった。数値や A, B, C, D, E, F は 16 進数である、と分かるが、選択肢の方が 16 進数であることが一瞬確証が持てず混乱しそうだった。数値の頭に 0x か末尾に h を付けて欲しいものだ。
さて、(16)は A + X = 2A ということで(4)20 を選ぶ。(17)は B x Y = B0 ということで素直に(2)10 を選ぶ。が、一瞬 16(= 10h)を選びそうになった。(18)は C x 10 + Z = F0 ということだが、C x 10 = C0 となって、F0 との差分ということで、(5)30 を選ぶ。
下図はディジタル技術検定 2 級制御部門第 52 回の (9) である。

あっさりとした機能の伝達関数を選ぶというものである。意表を突かれた人も多いかも知れない。まず、f(t) が f(t-L) になるというのはどういうことかというと、f(t) という関数=波形が時間軸正方向に L だけずれるというものである。一般数学で使う x -y 平面で関数 f(x) が x 軸正方向にずれる=右にずれると同じことだから、波形も右にずれる=遅れる、ということである。
なので(イ)の方が簡単に答えることが出来て(2)遅延要素となる。
では、伝達関数はというとこれはラプラス変換を知っていないと分からない。(5)e^(-Ls) が正解だが、消去法で解くなら(1)は「(半)積分要素」であることは分かるだろう。LPF でやたら出てくる形である。(2)は半積分要素に係数 L が掛かったもの。(3)は「微分要素」が反転して係数 L が掛かったもの。(4)は「遅延要素(遅れ時間は 1 sec)」だが、L が振幅としての係数となっているので、そこに気が付けば除外できる。
下図はディジタル技術検定 2 級制御部門第 52 回の (10) である。

全文を書く。
「(1)ボード線図は横軸に角周波数をとり、縦軸に(5)一巡周波数伝達関数の(6)絶対値と偏角をとって、フィードバックシステムの特性を表したものである」
慣例的に使われているのでかみつく気はないが、厳密には ×ボード線図、○ボーデ線図だろう。ドイツ系アメリカ人なので発音はそうなる。もっとも外国人、外国語のカタカナ表記はルールが曖昧なので仕方がない。柔軟に対応するしかないようだ。
引っかかりそうなのが(5)一巡周波数伝達関数だろう。(4)閉ループ伝達関数との比較で困るが、ボーデ線図自体はどちらにも使うし、どちらでもフィードバックシステムの特性を表している。(5)一巡周波数伝達関数はフィードバックシステムを組む前に安定かどうかを調べておくもので、(4)閉ループ伝達関数は組んだ結果の特性を表す。微妙だが(5)ということである。

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