下図はディジタル技術検定 3 級第 51 回の (14) である。
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プログラミングは得意ではないが、ちょっと言語の意味が分かればこの程度なら説明できる。
d[ ] という整数で構成された配列を定義して、10個の数値が入れてある。
変数 i, x, y を宣言した後、i には 1x, y には共に d[0] が代入される。具体的にはいずれも 50 が入る。
ちなみに配列 d は 10 要素あった場合は [_] の中の数値は 0 ~ 9 になる。
続いて while 文によって i をカウントアップしながら i が 10 よりも小さい間に入れ子になった処理を行う。
以下 d[i] がそれまでに入っていた x より小さければ、d[i] を x に入れ、y よりも大きいか等しければ d[i] を y に入れるということで、i が 10 になったところで、ループを抜けるので、x には配列の最小値(1)5 が入り、 y には配列の最大値(7)99 が入ることがわかる。

下図はディジタル技術検定 3 級第 51 回の (15) である。
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ステッピングモーターの回転数算出に関する問題で、錯覚をしなければとけるだろう。
ステップ角が 1.8 度で 1 秒間当たり 100 パルス出すと云っているのだから、単純に 1.8 x 100 = 180 度 1 秒間に回転することになる。1 回転は言うまでもなく 360 度だから 1 秒間に半回転となり、1 分間なら 60 秒だから 60 x 0.5 = 30 回転。よって(2)30 が正解となる。


下図はディジタル技術検定 3 級第 51 回の (16) である。
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標本化定理を式で表すとどうなるか、という問題だが、表現がひねってあるのでこれも錯覚を起こさないようにしたい。分からなくなったら愚直に単位を確かめるのがよい。
標本化が正しくできる条件はfp < fs / 2 (fs は標本化周波数)であるから、標本化周期 Δt で表すと fs = 1 / Δt より、fp < (1 / Δt) / 2 となり、(2 fp) < (1 / Δt) として、両辺の分母分子と不等号を反転させると、(3)Δt < 1 / (2 fp) となる。


下図はディジタル技術検定 3 級第 51 回の (17) である。
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説明の用もないだろう。セキュリティに関して能天気な記載をしている(1)が誤りであり、これを選ぶ。


下図はディジタル技術検定 3 級第 51 回の (18) である。
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全文は以下の通り。
「現在のインターネットで一般的に使用されるプロトコルは(3)TCP / IP である.コンピュータ側でデータ通信を行うには,送信時にデータをパケットと呼ばれる単位に分割し、受信のときは逆にパケットを組み立ててデータに戻す.この層のプロトコルとして(5)TCP が使用される.
 ネットワーク間の接続装置としては(2)ルータにより経路が決定されて送信される.この層のプロトコルとして(4)IP が使用される.各コンピュータにはそれぞれ特定する番号が付けられて識別される.この番号を(1)IP アドレスと呼ぶ.」


コントロールパネルなどでネットワーク設定をしたり、スマートフォンなどでデータ転送する場合やメーラーの設定をしたことがある人にはおなじみの言葉が選択肢に並んでいるので、容易に想像つくと思う。こういう問題を機会に少し調べてみれば、理解が深まる。

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