このトピックの最初の方で、LTspice でのシミュレーションの他に Analog Discovery で動作確認した結果も挙げました。そこでは発振周波数が 800KHz 以下と元々の計算やシミュレーション結果に比べてさらに低くなっていると報告しました。
実際作ってみると色々都合というのが発生するものですが、それにしてももう少し何とかということで、ブレッドボード上で回路のレイアウトを整理したり、部品のリード線を短くしたりしていったところ、以下のようになりました。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/bf/d4/j/o0745036314526085806.jpg?caw=800)
波形です。振幅はだいぶ増えました。
スペクトラムアナライザです。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/9b/8b/j/o0902045214526085809.jpg?caw=800)
830KHz 強とだいぶ改善したようです。実はプローブの入力容量(20pF 以上はあるようです)のおかげで発振しているとか、それで周波数が少し下がっているとか、実験していると色々都合が見えてきます。ちょっと実験周波数が高めだったかも知れません。
よく考えてみると、AM ラジオの周波数帯なんですね。甘く考えてはいけません。
前回確認したオープンループ特性の実際です。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/46/4d/j/o0862067214526085814.jpg?caw=800)
850KHz ぐらいにピークはありますが、0dB に届いていません。よって実は安定には発振できないようです。ちょっとゲインが足りないようです。実装の問題もあるかも知れません。ちょっと上げてみます。
エミッタ抵抗を 6.8KΩ から 1KΩ に下げてみました。詳しくは触れませんが、約 3dB アップです。
特性はこうなりました。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/d4/c2/j/o0862067214526085817.jpg?caw=800)
かろうじてピーク点で 0dB を越えています。
もう一度発振回路に戻してみます。
波形です。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/c4/91/j/o0872040014526085819.jpg?caw=800)
スペクトラムアナライザです。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/99/fa/j/o0846063214526085826.jpg?caw=800)
歪みが増えて、周波数も下がってしまいました。
実際に作ることを考えると安定に動かすには、もう一工夫必要なようです。
もう少し色々やってみることにします。
実際作ってみると色々都合というのが発生するものですが、それにしてももう少し何とかということで、ブレッドボード上で回路のレイアウトを整理したり、部品のリード線を短くしたりしていったところ、以下のようになりました。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/bf/d4/j/o0745036314526085806.jpg?caw=800)
波形です。振幅はだいぶ増えました。
スペクトラムアナライザです。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/9b/8b/j/o0902045214526085809.jpg?caw=800)
830KHz 強とだいぶ改善したようです。実はプローブの入力容量(20pF 以上はあるようです)のおかげで発振しているとか、それで周波数が少し下がっているとか、実験していると色々都合が見えてきます。ちょっと実験周波数が高めだったかも知れません。
よく考えてみると、AM ラジオの周波数帯なんですね。甘く考えてはいけません。
前回確認したオープンループ特性の実際です。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/46/4d/j/o0862067214526085814.jpg?caw=800)
850KHz ぐらいにピークはありますが、0dB に届いていません。よって実は安定には発振できないようです。ちょっとゲインが足りないようです。実装の問題もあるかも知れません。ちょっと上げてみます。
エミッタ抵抗を 6.8KΩ から 1KΩ に下げてみました。詳しくは触れませんが、約 3dB アップです。
特性はこうなりました。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/d4/c2/j/o0862067214526085817.jpg?caw=800)
かろうじてピーク点で 0dB を越えています。
もう一度発振回路に戻してみます。
波形です。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/c4/91/j/o0872040014526085819.jpg?caw=800)
スペクトラムアナライザです。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190808/13/an-engineer2019/99/fa/j/o0846063214526085826.jpg?caw=800)
歪みが増えて、周波数も下がってしまいました。
実際に作ることを考えると安定に動かすには、もう一工夫必要なようです。
もう少し色々やってみることにします。