特段何かあったというわけではなく、「技術メモ」のところに昔の知識の虫干しというか、実は理解していなかったことが今頃分かったとかいうのがあって、それも結構基本的な知識だったりするのでこういうのを仕事中にサイトなり、教科書なり見て勉強するのはいいことなのかどうか疑問に思ったので書き綴ってみた。

自分もそうだがたいていの技術者といって研究開発部門や設計部門で仕事をしている人は大学卒以上だろう。だから「なんで大学で勉強したことなのに分からないんだ?!」と云われると返答に困る。(すみません、サークル活動ばかりしていました)
まあ自分の場合は卒業してから 30 年以上経つからその間使っていなかった専門知識はさすがに忘れた、といってごまかせるが、

LTspice:ダメ!
画蔵:そんな~。ギブ・ミー・ワン・モア・チャンス。


卒業したばかりだとなかなかそうもいえないかも知れない。でもだいたい知識なんてどんどん忘れるもので、特に専門知識で数式を活用しようとすると、それなりの実践練習が必要だと思う。だから完璧に覚えていなくても何かしら頭の隅に引っかかっていれば「そういえば...」といって調べ直せばよいのではないかと思う。
問題は上司や先輩が業務中のそういう行為を認めてくれるかどうかがちょっと気にはなる。
最新情報を仕入れたり、新しいアイディアを出すためにインターネットを見たり雑誌を見たりするのは認めてくれそうだが、既存のしかも教科書に載っている知識や理論を調べ直すのはあきれられるかも知れない。

最近はハードウェアもソフトウェア化しているので(たとえば FPGA や DSP)、とりあえず画面に向かってガチャガチャやっていれば仕事をしているように見えるが、実際には何を作り込むかが重要なのでそれなりの基礎理論が必要である。
もう少し意地悪なことを云うと、最近は計算ツールが充実しているので式さえ立てれば解析的にそれを解かなくても数値計算で必要なことを求めることが可能になっている。で、肝心の式を立てるのは高校の数学レベルでも十分だったりする。
が、なかなかそこに踏み込むのが敷居が高く感じたりしそうである。

scilab:そんなまぬけはあなただけ。
画蔵:うるさい!

まあ自分は反面教師になってしまっていると思うが、ちょっと踏み込んでみると意外と簡単に問題が片付いたりすることがあるので、つぶやいてみた次第。