購入してからだいぶ経ってしまいましたが、Analog Discovery で簡単な回路を試してみました。実はこれまでは 「LTspice で遊ぼう」 の方で解説している RGB LED ドライバのデバッグに使っていたのですが、
こちらでも実際に使ってみた様子を紹介してみます。
この回路をやってみることにしました。

Analog Discovery を購入した時に同時にアナログ部品キットを購入して、その中で単電源で簡単に扱えそうなオペアンプ AD8541 が入っていたので、これを使っています。
回路は見ての通り簡単で、 (+) 入力に 1.25V を入れた反転アンプ形式で、入力信号は 0V 中心の正弦波としています。出力は電源電圧の中心 2.5V が出るようにしました。
こんな感じでセットアップしています。回路は右の方に小さく組んであります。

まずは LTspice で周波数特性をシミュレーションしてみました。

AD8541 はGBW が 1MHz ぐらいなので予定通り、ゲイン x 2 のアンプ構成(反転アンプとしては x -1)では 1MHzより若干下ったところまで帯域は出ます。そもそも Analog Discovery 自体が 10MHz 程度までしか扱えないので、このくらいの能力のものを評価するで十分でしょう。
以下、Analog Discovery での Window です。
100KHz 正弦波を発生させるアナログジェネレータの Window はこんな感じです。

色々な波形と周波数、振幅、オフセット、シンメトリなどが設定できます。
これをこのオシロスコープで見ると、

0V 中心の信号が 2.5V 中心にシフトしています。位相は反転です。
通常のオシロスコープと同じようにトリガーレベルなども設定できます。2 チャンネルしかないのが寂しいですが、たとえば Ch1 と Ch2 を演算した波形なども出せます。
ズーム波形も出せます。

右側には、平均値、AC RMS など測定値を出してくれます。これはなかなか便利です。
カーソル対応が今一つです。ズーム波形中に任意におけると良いのですが、元のオシロ画面上でカーソルを操作して、この Window で見ることになります。
そしてネットワークアナライザも付いてます。
アナログジェネレータの信号を使うのですが、アナライザが動いているときはジェネレータの設定は無効になり動作は止まります。その代わりアナライザの方で挿入信号のレベルやオフセットなどを設定しなくてはいけません。
結果はこんな感じです。

シミュレーションと同様に 1MHz をちょっと下ったところまで帯域があります。信号がノイジイなので 5MHz ぐらいから出力が持ち上がってしまいました。
注入信号と Ch1 との比較、Ch1 と Ch2 との比較の両方を見ることが出来ます。
右側は測定中の波形で、回路の動作点を逸脱せずに測定をしているかどうか確認できます。
画面は掃引が終わった状態を示していますが、Ch2 がノイジイなのが分かります。
なかなか便利です。
手持ち部品が許せば、ここで解説した色々な回路などを実際に動かしてみようと思います。
こちらでも実際に使ってみた様子を紹介してみます。
この回路をやってみることにしました。

Analog Discovery を購入した時に同時にアナログ部品キットを購入して、その中で単電源で簡単に扱えそうなオペアンプ AD8541 が入っていたので、これを使っています。
回路は見ての通り簡単で、 (+) 入力に 1.25V を入れた反転アンプ形式で、入力信号は 0V 中心の正弦波としています。出力は電源電圧の中心 2.5V が出るようにしました。
こんな感じでセットアップしています。回路は右の方に小さく組んであります。

まずは LTspice で周波数特性をシミュレーションしてみました。

AD8541 はGBW が 1MHz ぐらいなので予定通り、ゲイン x 2 のアンプ構成(反転アンプとしては x -1)では 1MHzより若干下ったところまで帯域は出ます。そもそも Analog Discovery 自体が 10MHz 程度までしか扱えないので、このくらいの能力のものを評価するで十分でしょう。
以下、Analog Discovery での Window です。
100KHz 正弦波を発生させるアナログジェネレータの Window はこんな感じです。

色々な波形と周波数、振幅、オフセット、シンメトリなどが設定できます。
これをこのオシロスコープで見ると、

0V 中心の信号が 2.5V 中心にシフトしています。位相は反転です。
通常のオシロスコープと同じようにトリガーレベルなども設定できます。2 チャンネルしかないのが寂しいですが、たとえば Ch1 と Ch2 を演算した波形なども出せます。
ズーム波形も出せます。

右側には、平均値、AC RMS など測定値を出してくれます。これはなかなか便利です。
カーソル対応が今一つです。ズーム波形中に任意におけると良いのですが、元のオシロ画面上でカーソルを操作して、この Window で見ることになります。
そしてネットワークアナライザも付いてます。
アナログジェネレータの信号を使うのですが、アナライザが動いているときはジェネレータの設定は無効になり動作は止まります。その代わりアナライザの方で挿入信号のレベルやオフセットなどを設定しなくてはいけません。
結果はこんな感じです。

シミュレーションと同様に 1MHz をちょっと下ったところまで帯域があります。信号がノイジイなので 5MHz ぐらいから出力が持ち上がってしまいました。
注入信号と Ch1 との比較、Ch1 と Ch2 との比較の両方を見ることが出来ます。
右側は測定中の波形で、回路の動作点を逸脱せずに測定をしているかどうか確認できます。
画面は掃引が終わった状態を示していますが、Ch2 がノイジイなのが分かります。
なかなか便利です。
手持ち部品が許せば、ここで解説した色々な回路などを実際に動かしてみようと思います。