前々回の

原始 DC - DC コンバータの発展型(フィードバックを入れてみた)
http://blogs.yahoo.co.jp/susanoo2001_hero/8789390.html

で、コイル電流がゼロの区間があった場合の悪影響はよく分からないと云いましたが、前回の定電流回路の記事でコイルとスイッチの間の電圧を見ていたら振動があることに気がつき、なら同じことが起きているはずだろう、ということで波形確認を行いました。

結果はこれです。

イメージ 1
一番上の V(n002) を見て下さい。当然のように振動が出ています。
これでは他の回路に悪影響を与えかねませんね。ということでこういう動作はさせてはいけないので、軽負荷での動作は推奨しないということになります。
もちろん前回の記事と同様にコイルの両端に抵抗を入れれば軽減はしますが、ロスも増えます。
C1 の容量を下げて電圧リップルを増やせば、制御周波数が上がって負荷への対応範囲が広がりますが、それだとレギュレータとは言えなくなりますし。

その辺りのさじ加減がやっかいそうなのであまり良い回路とは言えないようです。