半年以上前の記事ですが、急に思い出したかのように引用。

Tech-on

日本のワイヤレス産業の敗因は、システム技術者の欠如

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120601/221214/?ST=analog&P=1 

記事で語っている分析はともかくとして、ちょっと抜き出すと、

「日本のワイヤレス業界の課題の一つにシステム技術者がいないことを挙げています。」

「特にアナログ技術者の“守備範囲”が狭いと感じます。
・・・
技術者がシステム全体を見ようとしないのはデジタル回路でも同じですが、アナログ技術者の方がひどいと思いますね。」

厳しいご指摘ですね。そういう傾向はあっても不思議はないです。
自分は幸いにして、アナログ回路から出発していながら、装置全体の不具合解析や構想設計なども携わったので、少なくとも光ディスク関連のシステムは
イメージは出来ているつもりですが、そういう機会を経験できなかった人は案外多いのかも知れません。確かに後輩達にはあまりチャレンジしなかったかな...。

今はどうなんでしょうね。末端のアナログ技術からスタートした人がシステム志向にたどり着けるのかどうか、あるいはある程度システム志向の人が自らブレイクダウンしてアナログ回路設計にたどり着くのか(設計は出来なくても仕様が書ければOK)、どちらが良いのでしょうね。

この記事でもあるように最近はシミュレータが充実していますから、後者の方法でも結構仕様のブレイクダウンまではいけるかも知れませんね。

今システム志向の人は、ここの「やさしく考えるアナログ回路」を読んでいただいて、アナログ回路の雰囲気をつかんでもらえれば、良い詳細設計仕様が書けるのかも知れません。

と、思いっきり宣伝でした。(何かが違うような...。(^^;)