アナログ回路ばかりの話をしているが、実は学生の時は結構ロジック回路も作っている。特にカルノーマップ(死語か)などはよく演習した。その活用例を一つ。

前述のドライブの開発の際にディスクリートロジックで組んでいた分をゲートアレイにするということになった。で、特に光ディスクのフォーマットのエラー訂正処理をPLDではスピードが間に合わないので、ロジック化しなければならないのだが、これが結構大変のように見えた。当時入社したばかりの I くんではちょっと荷が重そうだったので、カルノーマップを使った論理回路の簡単化を教えてやってみさせたところ、すぐに出来るようになってROMのゲート化に成功した。結構簡単な回路になったので全体を指導している Y 大先輩からは、「よく工夫してくれたみたいだな」というお褒めの言葉があった。

I くんはその後ゲートアレイなどを専門とする部署に配属になり、その後も活躍していたようだ。

今回はこれだけです。