文章ばかりでは、つまらないと思うのでこれから少しデータやらコードなどを載せていきたいと思います。

今回のテーマは「AM変調」です。
AM変調=振幅変調 ということで、なんだっけ?という人はこちらをご覧下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E5%B9%85%E5%A4%89%E8%AA%BF

もしくは、wiki で「振幅変調」と打ち込めば出てます。

理論のところだけ引っ張ってきました。(引用:ウィキペディア「振幅変調」)

とするとき、振幅変調波は以下のように表される。


http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/math/1/c/8/1c869efafa86cdb6493e700fa95f020f.png

ということで、Vam というのが、搬送波と(信号波+オフセット)を掛け合わせたもので、周波数的には搬送波から信号波周波数を引いたものと足したものがあらわれるということです。

では、これを実際に scilab を使ってみてみましょう。

信号:1Hz正弦波、振幅±1V
搬送波:50Hz正弦波、振幅±1V

Xcos を起動して、以下のブロックを作ってみます。
Xcos の使い方が分からない人は、こちらを参考にして下さい。
http://alk.fam.cx/scicos_010.html

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信号波と搬送波は以下のパラメータです。1Hzと50Hzを設定しています。
「信号波」              「搬送波」
イメージ 3イメージ 4



スコープは以下のパラメータです。

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クロックです。読み取りクロックとしては、50Hzに対して、1/32の分解能で表示します。(1/50 = 0.02sec、0.02/0.000625=32) 1/16 でも十分だとは思います。
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シミュレーション設定です。2秒間計算してみます。
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シミュレーション実行結果です。
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今回は、まずブロック図を書いて、波形を出力するところまでやってみました。ブログの規模ではちょっと苦しいですね...。もう少し頑張ってみます。

次回は、この波形を FFT に掛けてみることにします。