1999年(平成11年)、山梨県石材加工業協同組合が

「11月14日=いい石」とう語呂合わせと、

石材加工に携わる人々の間で信奉されてきた

「聖徳太子の命日で太子講」が営まれてきた

ことに由来し、制定されました。

 

私自身の「石」そのものへの造詣は深いものでは

有りません。

地球、大自然の諸活動、途方もない時間の経過など

一つ一つの石にそれぞれの顔が有る物と

思いますが、

 

頭に閃いたのは、

「竹中直人さん」が監督、主演を勤めた「つげ義春さん」

原作漫画の「無能の人」です。

 

売れなくなってしまった「漫画家」が、

愛する家族のために、

多摩川のほとりで「河原で拾った石」を売って

再起を図るという物語でしたが、

 

「つげ義春さんの描く世界」と、

それを見事に演じ切る「竹中直人さん」には、

自分とは異次元の魅力を感じさせられたものです。

 

「つげ義春さん」には、戦後の日本の一般大衆の

一人では有っても、団地住まいや三種の神器などに

群がる大多数の日本人とは一味違う臭いを

感じさせられます。

 

私の小学校時代にも、自転車の紙芝居で子供たちを

集め、水あめを売るお父さんの横でお手伝いをする

同級生の女の子や、

各地区で編成された通学団には属して居らず、

もう一つ住まいのハッキリとしない同級生が

居ましたが、

そんな「ある種の謎」を纏ったようなものが

感じられます。

 

「竹中直人さん」につきましては、

「彼の小学生か中学生の頃、好きになった

女の子の家の裏山で、○○さん、大好きだ」と

大声で叫び、逆に、女の子の親御さん共々、

恥ずかしいからやめてほしいと言われた逸話など、

 

「思い込んだら、少々の常識の壁など

吹き飛ばしてしまえる」程の、

私などにはまねのできない破壊力、突破力を

いつも見せつけられるようで、

気分も爽快にして頂けます。

 

そのあたりは、今は「謹慎中」のようですが、

「香川照之さん」辺りにも感じられ、

折角の、たった一度の人生、むやみに人目を気にする

ことなく生きていくことの大切さを

教えられるような気もします。

 

「石」そのものからはすっかり脱線して

しまいましたが、

「無能の人」の表情が頭に浮かび

ほっこりした気持ちにも

させて頂きました。

 

「有難う」です。

我家の“リオ君”の回りは

「アンパンマンシール」だらけです。

 

“リオ君”の机、椅子、車、三輪車から

こたつ板、キッチンテーブル、冷蔵庫、

整理たんす、洋服箪笥等、

家じゅう、シールだらけです。

 

スーパーやレストラン、遊園地などでも

行くところ行くところで

「シール」がプレゼントされ、

増え続けています。

 

その内に、一枚一枚取り外していく

時期が来るものと

思いますが、

 

早く来てほしいような

欲しくないような

微妙な気持ちです。

 

今しばらくは

“リオ君ワールド”を

堪能して欲しい

気持ちです。

年賀状の承りが

活況を呈して来ています。

 

本日もよろしく

お願い致します。

 

アンクリエイト