1951年(昭和26年)6月15日、「信用金庫法」が

公布、施行されたことを記念し、“信用金庫の日”

と制定されました。

 

日本で最初で、最古の信用金庫は、

1870年(明治12年)に創業した「島田掛川信用金庫」

です。

幕末の社会運動家「二宮尊徳さん」の提唱した

「勤倹貯蓄と相互扶助」に基づく「報恩思想」を

具現化するものとして設立されました。

 

「信用金庫」とは何ぞやということですが、

・中小企業の健全な発展、

・豊かな国民生活の実現、

・地域社会繁栄への奉仕を3本柱とし、

「地域の中小企業や住民が利用者及び出資者となり、

地域の繁栄を図ると共に相互扶助の理念を実践する」

為の共同組織であると言えます。

 

ですから、「営利目的」を第一義とする、一般の

他の金融機関とは、根幹の部分から全く異なる物が

有ります。

又、それゆえに、地域以内に取引の場は限られるなど、

事業展開上での細かい制限、制約が課されています。

 

私の地元では「信用金庫」の存在は大きなものが

有ります。

「銀行」と言えば「東海銀行」という土地柄でしたが、

更に、地域に密着した金融機関として、

「岡崎信用金庫」、「碧海信用金庫」、「豊田信用金庫」、

「西尾信用金庫」など、地域ごとに有り、

駅前など、それぞれの一等地に本店を置き、

住民に親しまれて来ています。

 

私の住む安城市には「碧海信用金庫」が有ります。

地元では「へきしん」の愛称で親しまれ、

「農協」との二本柱で、安城市民の日常生活に

入り込んでいます。

微妙な感覚ですが、「銀行」と比べ、非常に

敷居が低く、肩の凝らないイメージが有ります。

 

「金融」にまつわる悲喜劇は後を絶ちません。

古来「飢饉」、「一揆」、「戦争」、「犯罪」など、

「お金絡み」の事件イコール「人間の歴史」と

言っても過言でも無さそうな気もします。

 

昨今でも、「コロナ」にまつわる「不正」等は

論外ですが、本来ならば、この上なく有り難い

筈の「無利子での貸し出し」だったものも、

返済時期を迎えますと「返済地獄」に直面して

しまっている中小事業者が多発しています。

 

「無利子でも借りた金は返す」という大原則は

誰しも了解できますが、

「借金は借金です。」

「返さなくてはいけません。」

 

昨今の時世、「国から給付した生活補助金で

国民の貯蓄が増えてしまった」という論評が

聞こえてきます。

 

日常、塗炭の厳しい生活をしている人々に

目を瞑(つぶ)っているのではと思えてしまう

今の日本に歯ぎしりしたいものが有ります。

 

「二宮尊徳さん」には、今の世にこそ

現れて欲しいものと思います。

我家の“リオ君”には、

「おもちゃのお札とコイン」が

有ります。

 

「リオ君のケーキ屋さん」では

時には、

「ケーキとお金」と

両方がもらえてしまうことが

有ります。

 

「商売にならないのでは」と

心配しますが、

「おいしいですか、

ありがとうございました」

の大きな声で

送り出されてしまいます。

 

すぐに呼ばれる時には

アイスクリーム(本物)を

届けたい気持ちになってしまいます。

 

「損して得獲れ」の

「商売上手なケーキ屋さん」

 

“リオ君ケーキ屋さん”です。

愚図ついた天気が続いています。

 

お客様の笑顔を楽しみに

今日の一日頑張ります。

 

よろしくお願い致します。

 

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