終戦の混乱の未だ治まらない

1946年(昭和21年)1月13日、

高級タバコ“ピース”が発売されました。

 

既存のタバコが10本入りで20銭~60銭という

時代に、10本入り7円という破格な値段で

売りだされました。

高タール、高ニコチンの両切りタバコです。

 

1949年(昭和24年)には、50本入りの“缶ピース”も

発売され、こちらは「缶ピー」の呼称のもとに

「憧れのタバコ」として君臨したものです。

 

意匠デザインは、斬新でスマートな

「オリーブの葉をくわえた鳩」です。

旧約聖書の創世記にある「ノアの方舟」の逸話に

由来しています。

「ノアが方舟から鳩を飛ばしたとき、鳩がオリーブの葉を

くわえて戻ってきたのを見て、安らぎの大地は近くに有り、

洪水の治まるのを落ち着いて待つことができた。」という

未来への夢と平和を託した逸話に由来しています。

 

私などは、その「タバコ世代」に、青年期を送った

一人です。

右手の人差し指と中指の先の爪の「薄茶色のヤニ」や

口を開けた時の「歯の黄ばみ」、バスの停留所、バスの座席、

駅の待合室、電車の座席、典型的な場所、風景は、

雀荘、囲碁、将棋のクラブ、更には、会社等でも、

「会議」と言えば、灰皿を持参したり、タバコを嗜まない

のを承知の女性にわざとタバコの煙を吹きかけたり、

単身の若者の寮や下宿には空いた一升瓶に「ぎっしり

詰まったシケモク」など、

 

更に、街を歩けば、吸い殻のポイ捨ては当たり前、

ゴミの収集箱の回りも吸い殻で溢れ、

「丹壺」も電車のホームや要所要所には配置されて

いましたが、歩きながらの「痰の吐き捨て」も

日常の風景でした。

映画やテレビドラマの中だけでなく、日常にも

溢れていた時代です。

 

様変わりしてしまっている現在、

すっかり肩身を狭くしている「タバコの愛飲者」

ですが、常習性は根強く、高額な納税に不満を

募らせながらも、自身とのせめぎ合いに苛まれつつも

負けてしまっている現実も多々あります。

 

思えば、煙とか火の取り扱いについては

随分不自由な世の中になってきたものと

思います。

「火鉢」、「コンロ」が日用品の時代です。

餅やスルメは「炭火」で本当に美味しく

焼けました。

「庭先や空き地での焚き火、焼き芋」、「裏庭の

焼却用のドラム缶や灯油缶」など、ついぞその姿を

見かけることも無くなっています.。

 

存在理由として、良い所はほとんど見つけにくい

「タバコ」ですが、野良仕事を一段落し、お茶を

ほおばりながらの父親やおじいさんの「本当に

おいしそうに煙草を吸う」風景には、

忘れられない慕情も付きまといます。

 

時代という「大河の流れ」を

実感させられる典型的な

もののようにも思います。

 

「タバコさん」には、何の罪も

ありません。

良くも悪くも、人間の有り様に

尽きると思います。

我家の“リオ君”が

先日、「ファンタ グレープ」を

口にしてしまい、

何ともユニークで、

苦さを思わせる表情を

見せてくれました。

 

安城の競技場に併設して有る

遊園地へ行った折ですが、

自販機の前でしきりに

訴えますので、

抱っこして、どれが飲みたいか

聞いてみましたところ、

「ファンタのグレープ」を

指さし、指定しました。

 

お母さんには内緒の

了解の元、

買い求め、早速、

一口、口にあてました。

 

その直後の表情です。

「お味はどうですか?」と

聞いてみますと、

「おいしい」という返事でしたが、

ビンは私の方へ差し出し、

二度と飲もうとはしてくれませんでした。

 

始めての「炭酸水」との出会いに

当惑したものと思います。

 

これからも「初めてづくし」の

“リオ君”です。

 

ガンバレ、ガンバレ、です。

1月ももう中盤です。

 

お店のポイントカードやショップカードの

ご相談や追加のご注文が

増えてきたように思います。

 

「コロナ」を警戒しつつの

営業展開です。

 

少しでも、後押しのできますよう

努力したいと思います。

 

よろしくお願い致します。

 

アンクリエイト