1894年(明治27年)11月24日、
日清戦争の傷病兵を慰労する慈善事業として、
東京音楽堂(現 東京芸術大学)の奏楽堂で
明治以降で初めての本格的な「オペラ」が
上演されたことを記念しています。
この時の演目は、フランス人、シャルル・グノー作の
「ファウスト」の第一幕で、出演はオーストリアの
日本大使館員、指揮は、ドイツ軍楽隊長フランツ
・エッケルト、そして合唱は音楽学校の生徒だったとの
ことです。
それまでにも日本でオペラの上演は長崎の出島等で
あったようですが、本格的な物ではなかったのではと
推測されています。
「オペラ」とは、イタリア語で「仕事や作品」を意味します。
中世から近代への黎明期である「ルネサンス末期」、
イタリア、フィレンツェの貴族のサロンに集まった
音楽家や詩人により誕生したとされています。
又、「オペラ」と「ミュージカル」との違いですが、
「オペラ」の方は、歌手とダンサーが別れています。
マイクも使いませんので、歌手には大変な声量が
求められ、歌うことに専念することになります。
一方、「ミュージカル」では、台詞も有りますし、
歌いながらダンスもします。
このため、「オペラ」においては歌手の肉体的な
消耗度が激しく、短期のサイクルで公演を繰り返す
には無理があります。
そんなことも有り、「観覧料」も高くなるということです。
それにしても、いつも思わされるところですが、
文化的な暗黒時代とも称される中世から、
近代への移行期とされる13世紀から17世紀に
掛けての「文芸復興期、ルネサンス」を思う時、
我が日本での同時代とを重ね合わせてしまう
所があります。
日本では、南北朝を経て、室町時代に入り、
関ヶ原から大阪夏の陣に到るころのことです。
日本での「江戸時代」は、それまでの鎌倉から
室町に到る武家政権とは、公家、貴族社会との
一線の画し方に於いて雲泥の差のあるものでした。
庶民文化の花がやっと咲き開いたとも言える
ように思います。
「鎖国政策」による「引きこもり社会」という見方も
有りますが、当時の世界の足並みに寧ろ追いつくべく
下地の整えられた時代であったように思います。
西洋では、「ルネサンス」を経て、本格的な「産業革命」
を迎え、世界への海洋進出が本格化し始めました。
日本では、明治維新を経て、一気に国を挙げての
猛進が始まります。
その時代の動きについて行けるだけの
素養のある国民、庶民が着々と育っていた
ところに注目してしまいます。
神のみの為せる技かとも思いますが、
いつも驚嘆の思いをさせられるところです。
我がの「リオ君」の
大好きな遊びの一つは
「積み木」です。
もう、いくつも上手に
組み合わせて、
十段ほどは積んでしまいます。
一番上に「三角の積み木」を
乗せて、
拍手をしながら、
積んだ段数を数えます。
今までの最高は13段です。
ほぼ自分の背丈に近くなりますと
踏み台に上がって慎重に
積み重ねます。
近くにいる私たちも
気を使います。
うっかり倒してしまっては
大変です。
もうすぐ14段もできてしまいそうな
“リオ君”です。
ガンバレ!
少し、薄ら寒さのある天気です。
徐々に徐々に、街の活気も
出始めたかなとも思いますが、
まだまだ本調子には
遠いようです。
今日も一日
よろしくお願い致します。
アンクリエイト

